どこにいても

□第二話
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「初めまして、やと?」


今日仮面の軍勢アジトで話し合いがあるゆーんで全員集まっとった。黒崎一護っちゅー奴がヴァイザードを発症させたもんやから仲間に引き入れろぉて喜助に頼まれたからや。あいつには世話になっとるし、これからの戦いに必要になるゆーとったから引き受けたった。
が、しかしや。引き込み行くとこが学校っちゅーから誰もやりたがらん。端から見たハッチ、ローズはしゃぁないにしてもラブと拳西はバイトが忙しい、リサはセーラーでなきゃいややとかぬかしよる。白が唯一やりたいぃゆーとったけど拳西にお前が行けばややこしゅうなるからあかん言われて却下。ほなら、ひよ里と俺しかおらんやん。俺もバイトあるんやけど…

「しゃぁからハゲが行ったらえぇて始めからゆーとるやんけ!」
「あぁ?!何で俺やねん!ひよ里が行ったらえぇやろ!」
「自分頼まれてきたんやろ!責任とって行けや、ハゲ!」
「ハゲてないわ!ハゲ、ハゲ言うなゆうとるやんけ!」
「あぁ!?誰のせいでこない話が延びとる思うてんのや!」
「誰や!」
「お前や!」

とか、いつもの売り言葉買い言葉でヒートアップしてきたった俺らに向かう周りからの冷ややかな目線を感じ取った時やった


―ヒュ―――ン……ドスン!

『つっ――!痛っ―い!』

誰もいない筈の倉庫の奥から声が聞こえたった


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