04/28の日記

21:20
零崎さん家の綱吉くん!(4)
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「よぉいーたん!」

バキッ

リビングでツナ達が話していると、雲雀の義母、人類最強の請負人・哀川潤が夫である零崎曲識と共に家に入ってきた。

・・・玄関のドアをぶっ壊して。

「・・・哀川さん、毎度毎度家の玄関を壊すの止めてもらえますか。一体何回目だと・・・」

はぁ、と溜息をつく戯言遣いの頭を、哀川潤はガシッと掴む。

「いや〜ごめんごめん、アタシが悪かったよ。だけど、お前こそ何度アタシを苗字で呼ぶなと言ったら分かるのかなぁ?苗字で呼ぶのは敵だけだ!」

ギシギシというほどの力で頭を握られ、すぐさま戯言遣いは降参した。

「いたっ!・・・すみません潤さん。痛いんで放してほしいです」

そして玄関のドアを弁償してほしいです。・・・とは言わなかった。

「よし。あ、ドアは弁償してやるよ」

読心術で心を読んだのか読んでいないのか分からないが、戯言遣いの頭を放すと、そう言った。

「潤、今回は何の依頼?」

「ん?あぁ、今回のは依頼っつーか、まぁ、個人的に気に食わなかったから潰してきただけだ」

雲雀の質問に、忌々しそうにそう答える。
義母のそんな様子に、ハテナマークを浮かべる雲雀。
そんな雲雀に、曲識が説明してくれた。

「今回僕達は、エストラーネオファミリーの生き残りの始末にイタリアまで行って来たんだ」

「え?あの骸君達がいた?あそこは、恭弥君が潰したんじゃ・・・?」

曲識の説明を傍で聞いていた戯言遣いが、不思議そうに問いかける。
それに答えたのは哀川潤だった。

「いや、そうだったんだけど、あのときの恭弥はまだ小さかったから、いくらか生き残りがいたみたいなんだよな」

「だからその生き残りの始末を・・・」
    ・・・・
「あぁ。あのときから骸達はアタシの家族だ。その大切な家族を傷つけた奴は、生かしてはおけねぇよ」

「だったら、僕も連れて行ってくれれば・・・」

雲雀がそう訴える。ツナも、雲雀の横でうんうんと頷いている。
2人にとっても骸達は家族のような、弟のようなものだから、そういう理由ならば手伝いたかったのだ。
(・・・ツナのほうが骸達より年下だとか、そんな事は気にしない)

「いや、お前ら学校だろ?」

「いや、僕達が休みの日にしてくれればよかったじゃない」

「いやぁ〜・・・」

(潤さんって、思い立ったら即行動!っていう人だからなぁ・・・)
エストラーネオの生き残りのことも、多分昨日くらいに思いついたに違いない。と戯言遣いは思った。

「潤さん、今度こういうことがあったら、絶対俺達に言ってくださいねっ」

「おう!」

そうしっかりと頷いているが、多分その約束は果たされないだろうなぁと戯言遣いは密かに考えた。
次も今回と同じようになるに違いない。

「いーたん、何か言ったか?」

「いえ、何も言ってません;」

「まぁ、今回は見逃してやろう。そ・れ・で、そこに隠れてるお洒落ガンバリスト く〜ん?」

「俺はお洒落ガンバリストじゃねぇっ!!!そう呼ぶなっつってんだろ!!!」

柱の影に隠れていた人識だったが、『お洒落ガンバリスト』という言葉に反応して飛び出してきた。

「・・・馬鹿じゃないの君」

「あ・・・」

「ひ〜とし〜きく〜ん?・・・てめぇ途中で逃げやがって・・・」

戯言遣いの言葉に気がつくものの、もうすでに時遅し。
目の前には大魔王が。


「ぎゃあぁぁぁぁ!!!」


零崎さん家にはお洒落ガンバリストな旦那様の悲鳴が響き渡りましたとさ。



あとがき

はい。ぐだぐ駄文っスね;
えと、とりあえず。
今回もネタ提供をしてくださった空様、ありがとうございました!
素敵なネタなのに、それを生かしきれていない;
まだ雲雀のエストラーネオ襲撃編?とか色々かけていないものがあるので、次回も空様のネタを書かせていただきます!
本当にありがとうございました!

その次はやっとリボーンが来ますかね・・・?

ちなみに、次回は骸の登場でっす!



☆コメント☆
[空] 04-30 21:18 削除
何処までも転がり続けるネタ(妄想)にお応えして下さいまして、誠にありがとうございます!(感涙)

世界を形にして下さるのを拝見して色々考えてみたんですが、混合(微)嫌われ?(しかも戯言シリーズ)では異色かな、と思ったのですが、復活キャラはあくまでも一般人(裏世界の殺し名とガチバトルできても!)、零崎覚醒や、殺し名・呪い名の血縁ではなくて、表世界の住人。戯言キャラはフリーで依頼を裏社会から受けても裏世界の住人としてどこかで線を引いていて、積極的に裏社会に関わろうとしないとか。個人レベルなら交流あり。

並盛でツナがハブられそうになったり(本人と周囲が防止)暴行を受けても(不良・裏社会なら余裕で返り討ち)、「問題なし!(だって最強と戯言使いの身内だからね!)」と笑って見物してそう。
「子供の喧嘩に保護者が口出すのはなー」とかで最強達は依頼されない限り見守る姿勢。

いっそのこと、本来のボンゴレ10代目守護者達には捏造設定とかどうでしょう。
山本は小さい頃に「父親」を事故か病気で亡くして以来、母子家庭。父親の影響で料理好きになった母が、何処で知り合ったのか最強の仲介で玖渚さん(山本家は知らない)後援で喫茶店開業。こじんまりしてますが、人気の癒しスポットとして老若男女に(裏世界にも)有名です。
山本は母に心配かけまいと野球にのめり込みながらせめて平均点をキープしようと試験前は応接室に入り浸って集中勉強会参加。
これに笹川兄妹も加わる。講師役に獄寺、雲雀、ツナ。
母を危ない事に巻き込まない為に、原作よりも思慮深く行動するため悪女(悪男)の言動に眉間にシワ常備状態。

獄寺はイタリアで生活中に狐さんと知り合い、十三階段の皆様に揉まれ捲ったら見事なスレキャラに進化。師匠?策士さんです。シャマル?そんなセクハラ男知らないよ!
リボーンに呼ばれて並盛に来てもボンゴレに所属してないので悪女(悪男)ファミリーに入る気はないとのらりくらりとかわします。
表向きは初めて、実は狐さんと一緒に並盛訪問は数知れず。

笹川兄妹は小学校の同級生。原作にあった笹川兄が怪我した逸話にツナ遭遇。あっさり伸した腕前に兄惚れ込みその場で弟子入り。妹は付き添い。戯言使いに弄られた結果、兄妹の天然キャラは成層圏外に。

悪女(悪男)も考えたのですが、次回書き込んでみても良いでしょうか?
超長文失礼しました!

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