04/05の日記

18:15
偽りの愛を
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「私、ツナ君が好きなの・・・。だから、私と付き合ってください・・・!」

瞳を潤ませ目元を赤く染め、上目使いで見上げて告白する彼女。――カリーナ=フィオーレ。
ボンゴレの同盟ファミリーの娘であるカリーナ。
彼女は勿論、ツナのことを好きなどとは思っていなかった。
ただ、ボンゴレが欲しかっただけである。
ツナもそのことはしっかりと分かっていた。

そのツナの答えは―――

「・・・うん。ありがとう。えっと、よろしくね、カリーナちゃん」

「え、いいのっ」

「勿論」

ツナの答えは、オーケーだった。
カリーナの噓を知っているというのに。

「ほ、本当!嬉しい・・・!」

「・・・俺もだよ。・・・リボーンとかに報告してもいいかな?」

「うん、勿論よ!」

これでボンゴレを手に入れれる!と喜んでいたカリーナは、ツナの表情に気づかないでいた。




ツナ嫌われじゃない、ツナ嫌われ(意味不明)
悪女はツナを騙したつもりでいるけど、本当はツナが騙していたと。
ずっと偽りの恋人を演じている間に、カリーナは本当にツナを好きになるんだけど、そのすぐ後に、全てばらされる。
自分が何を考えてツナと付き合っていたとか、全部。
それで、カリーナはボンゴレから追放。ファミリーは壊滅。
みたいな。

まだ誰も書いてなさそうなので、いつか書いてみたい

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14:57
零崎さん家の綱吉くん!(2)
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「はぁっ、はぁっ・・・・!」

家を。町を。森を。

走って走って走って。

少年はひたすら逃げていた。

追ってくる男から。

追ってくる“悪”から。

そんなときだった。
あの、赤色に出会ったのは。

「あれ、お前・・・」

「っ離せ!!!」

掴まれた手を離せと必死にもがく。
ここで捕まってしまったら、母達の努力が水の泡だ。
命をかけて、自分を逃がしてくれたのに。

「静かにしろ。大丈夫。あたしはお前の味方だ」

「え・・・」

「あたしがお前を助けてやる」

彼女のその言葉は本当だった。
まずその少年。雲雀恭弥を追っていた男達を叩きのめし、雲雀から事情を聞いて雲雀家に襲撃。
かかってきた男達を次々に倒していった。

「あなた、何者・・・?」

「ん?あたしか?あたしは、哀川潤。人類最強の請負人だ」

彼女は、そうニカッと笑って名乗った。
それを、自分は忘れることはないだろうと、雲雀は思うのだ。
このときの彼女は、まさしく正義のヒーローだった。


今は、我侭な母親のようになってしまった今は、そう思った自分がアホらしく思えるときがあるのだけれど。

「潤さんは今も正義のヒーローですよ」

そう、雲雀の昔話を聞いていたツナは答える。
ピンチのときにはいつでも駆けつけてくれる。
テレビのヒーローのように。
雲雀も、それは分かっているのだろうけど。

「君は本当潤が好きだね・・・」

「はい。潤さんみたいになりたいと思ってますよ」

「・・・やっぱり、親子だね」

「はい?なんか言いました?」

「いや・・・」

ツナの今の母親である戯言遣いも、そう思い、憧れていると言っていた。
血は繋がっていないけれど、こういうところはやはり親子なのだろう。
人識のほうは、苦手としていたようだけれど。

「あ、そうだ」

「なに?」

「今日潤さんも曲識さんもいないでしょう?だから、家に泊まりに来ませんか?母さんと父さんには許可取ってるんで」

「・・・うん。じゃあ、久しぶりに行ってみようかな」

「ホントですか!じゃあ、今日はハンバーグにしてもらいますね!」

嬉々として母親にメールを打つツナ。
今日の零崎さん家の夕飯は、ハンバーグに決定だ。

「あ、母さんが了解、ですって!あと、今の潤さんの仕事に父さんも連れて行かれたみたいなんで、父さんいないらしいです」

しゅんっとなって返って来たメールの内容を雲雀に伝えるツナ。

どうやら今回最強の彼女の餌食になったのは人識らしい。
雲雀は心の中で合掌した。

「まぁ、これであの馬鹿夫婦のいちゃいちゃを見ないですむね」

「あの2人はそう言ったら絶対否定しますけどね」

はぁ?誰と誰がいちゃいちゃしてるだって?そう言って睨んでくることだろう。
その光景を想像しながら、2人は笑いあった。




下の続きでした〜。
ネタを提供してくださった空様、どうもありがとうございました!
空様のネタを生かしきれているかどうか・・・;

書かれてなかったところを説明すると、潤さんの雲雀に会ったときのセリフは、前世でリボーンを読んだことがあって、それで雲雀がその雲雀じゃないかと思っていったセリフです。
それで雲雀家襲撃の後は、1人残った雲雀を偶然出会った曲識と共に育てるんですね〜。
そして、いーちゃん家に遊びにいって、ツナと雲雀が出会うのです!
ちなみにツナ達が話していたのは、中学1年生&2年生のときです。
リボーンが来るすこし前。

この設定で書くの楽しかったです。
空様、ありがとうございました!



☆コメント☆
[空] 04-05 19:29 削除
…(床でゴロゴロ)振ったネタが形になりました!ありがとうございます!
普段どっちが保護者か判らない会話を展開しそうな母子(笑)。父は隣でずれまくった会話を微笑ましそうに眺めてるんですね。それをさらに遠くで眺める綱吉母子達。その父は最強に首根っこ掴まれてジタバタもがいてる(笑)。
・上記の設定に追加。並盛町一帯は雲雀家の私有地で、自宅周辺その他必要箇所以外を借地として役所や不動産を通して貸出、その賃貸料等が一つの収入源だったら、雲雀家の御家騒動に発展しそうかな、と。義母の活躍で収まったけど、バカどもに二度と好き勝手させない為に玖渚さん達に弟子入りして経済・法律関連をがっつり勉強、並中で陣頭指揮とってる雲雀さんがいたり。その補佐で綱吉君が大活躍。その収入は父人識を軽く凌駕してたとか(笑)如何でしょうか。

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