1周年企画小説
□樋口要様リクエスト
3ページ/5ページ
大空が血に落ちる時
「こいつこっから落としちまおうぜ!」
誰かがそう言った。
「おう!それいいな!こっから落とすか!」
「そうだな!2度とララに手が出せないようにな!」
皆が、それに賛成する。
そして、沢山の手が、俺に向かってくる。
(信じて、たのになぁ)
その手は俺の身体をフェンスの外へと押し、落とした。
なんてあっけない最後なんだろう。
あぁ、でも、これでやっとこの苦しみが終わったんだ。
ばいばい。
さよなら。
ありがとう。
おやすみなさい。
(最後に目に浮かんだのは、自分の最愛の奴隷)
→復讐劇の開炎