〜新月ノ魔法〜

□俺様、神様、綱吉様っ
6ページ/15ページ



現在の時刻は8:20分。

話も一段落つき、ツナ達はのんびりとお茶を飲んでいた。
もうすぐチャイムが鳴るのだが、ツナはサボる気まんまんだった。

そんな時、

「!」

ツナが何かに気づいた。

「どうしたんだ?ツナ?」

「うっわ。やっちゃったよ〜。あのメス豚、悪魔と契約しやがった〜」

「なっ!」

「あの女アホそうだからな〜。軽い気持ちで契約したんだろうな。はぁ」

めんどくさっ、と溜息をつくツナ。

「で、何の悪魔か分かるのか?」

「もっちろん。俺を誰だと思ってるんだよ。出てこいセーレ!」

ツナが出てこい、と言うとツナの前に黒いもやが現れ、その中から馬に乗った翼の生えている美青年が現れた。

《なんでしょうか、綱吉様》

「え、何これ。何なのこいつ」

それを見た雲雀は、先ほど神や悪魔などの話を聞いて理解はしていたが、初めて見る光景に驚いた。

「ん〜。こいつはセーレって言って、まぁ、悪魔。でも、穏やかで優しい性格だし、俺に忠実な悪魔だから危険は無い」

「へぇ。そんな悪魔もいるんだね。・・・ん?君、さっき悪魔を退治するのも仕事って言ってなかった?」

「あぁ。でもこいつはいい悪魔なんで、退治しない代わりに俺に力を貸すってことになったんだ」

「ふ〜ん」

雲雀に説明し終わるとツナはセーレの方に向き、話しかけた。

「セーレ、昴りりすって奴と契約した悪魔を教えてくれ」

《分かりました。少々お待ち下さい》

セーレは返事をすると目をつぶった。

この待ち時間に、セーレの事を教えます。

セーレはソロモン72柱の魔神の1柱で、26の軍団を支配する序列70番の地獄の強大な君主。
まぁ、簡単に言うと、めっちゃ強いです。
そして、君主というのは悪魔の階級の一つなのですが、その悪魔の階級には、騎士、総裁、大総裁、伯爵、大伯爵、
公爵、大公爵、侯爵、大侯爵、君主、大君主、王、大王、皇帝の14の階級があります。
右に行くほど強くて偉い。
セーレは右から5番目の階級なので、かなり強いってことです。

そして、セーレの能力。
移動したりものを運んだりする能力を持っており、瞬きする間に世界中のどこにでも運べます。
盗まれたものや隠された宝物、その他あらゆる物事に関して真摯に語ってくれます。
また、召還者の望みを何でも叶えてくれるのです。

というものです。
お分かり頂けたでしょうか?

おっ。セーレが目を開けましたね。
それでは次回までさようなら〜
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ