〜新月ノ魔法〜
□俺様、神様、綱吉様っ
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現在の時刻は8:20分。
話も一段落つき、ツナ達はのんびりとお茶を飲んでいた。
もうすぐチャイムが鳴るのだが、ツナはサボる気まんまんだった。
そんな時、
「!」
ツナが何かに気づいた。
「どうしたんだ?ツナ?」
「うっわ。やっちゃったよ〜。あのメス豚、悪魔と契約しやがった〜」
「なっ!」
「あの女アホそうだからな〜。軽い気持ちで契約したんだろうな。はぁ」
めんどくさっ、と溜息をつくツナ。
「で、何の悪魔か分かるのか?」
「もっちろん。俺を誰だと思ってるんだよ。出てこいセーレ!」
ツナが出てこい、と言うとツナの前に黒いもやが現れ、その中から馬に乗った翼の生えている美青年が現れた。
《なんでしょうか、綱吉様》
「え、何これ。何なのこいつ」
それを見た雲雀は、先ほど神や悪魔などの話を聞いて理解はしていたが、初めて見る光景に驚いた。
「ん〜。こいつはセーレって言って、まぁ、悪魔。でも、穏やかで優しい性格だし、俺に忠実な悪魔だから危険は無い」
「へぇ。そんな悪魔もいるんだね。・・・ん?君、さっき悪魔を退治するのも仕事って言ってなかった?」
「あぁ。でもこいつはいい悪魔なんで、退治しない代わりに俺に力を貸すってことになったんだ」
「ふ〜ん」
雲雀に説明し終わるとツナはセーレの方に向き、話しかけた。
「セーレ、昴りりすって奴と契約した悪魔を教えてくれ」
《分かりました。少々お待ち下さい》
セーレは返事をすると目をつぶった。
この待ち時間に、セーレの事を教えます。
セーレはソロモン72柱の魔神の1柱で、26の軍団を支配する序列70番の地獄の強大な君主。
まぁ、簡単に言うと、めっちゃ強いです。
そして、君主というのは悪魔の階級の一つなのですが、その悪魔の階級には、騎士、総裁、大総裁、伯爵、大伯爵、
公爵、大公爵、侯爵、大侯爵、君主、大君主、王、大王、皇帝の14の階級があります。
右に行くほど強くて偉い。
セーレは右から5番目の階級なので、かなり強いってことです。
そして、セーレの能力。
移動したりものを運んだりする能力を持っており、瞬きする間に世界中のどこにでも運べます。
盗まれたものや隠された宝物、その他あらゆる物事に関して真摯に語ってくれます。
また、召還者の望みを何でも叶えてくれるのです。
というものです。
お分かり頂けたでしょうか?
おっ。セーレが目を開けましたね。
それでは次回までさようなら〜