雪ノ中 紅イ薔薇

□参ノ型
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「あのね、カナタ」

するとそこにレインが来る。
レインは言い辛そうに、口を閉じては開け、を繰り返していた。

「…なに」

「………あのね。レイとレンは、生命大使に任命されたそうなの」

「…それってレインの双子の娘…」
「えぇ。それで、もし二人にあったらこれ、渡してくれない?」

そう言って渡されたのは、赤と黒の髪紐。

「それから、カナタにはこれあげるよ」

そして俺には紅いブレスレット。

「元気でね。きっとカナタならなれるから」
「がんばってね!」
「私もカナタが生命大使になったら、死んでも良いわね」

「それは流石に……。その前に、何をすればいいんだ?」
「えっと、指定された場所だから………噴水広場前だね。…って、あと3分しかないじゃない!」
「えっ?!」

慌てて、俺は残虐刀を手に取る。


そしてノアとレインと共に噴水広場に走った。









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