雪ノ中 紅イ薔薇

□参ノ型
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「ノア」

「はい?」
「生命大使、とかの試験に出ないかって」
「…はぁぁ?!」

するとノアはかなり驚いた様子で、俺の手紙を読む。
だが全て読み終わると、俺の肩を掴んでこう言った。

「短い間だったけど、ありがとう! 暇さえあれば、戻ってきてね!」

「は? いや、生命大使って…?」
「えっと、生命大使は簡単に言えば世の中の治安を護る人たち。すごいね、カナタ!」

俺にとって凄い荷が重い…;

「でも生命大使は一時期、壊滅したんだ」
「壊滅…?」

「そんな時に4人の少年少女が立ち上がった。その4人は自らの世界の人々を護ったんだって」

ノアは目を輝かせていった。

「で、その後生命大使は復活していったんだけど…。すごいやカナタ! がんばって!」

「……あぁ」

「カナタが生命大使になったら、もう俺が望むことはないな〜」

不思議なまま俺は頷く。








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