雪ノ中 紅イ薔薇

□弌ノ型
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「…………」

寒い。
ココは何処だろう。
身体が動かない、瞼も重い。
だが黙ってるのは性にあわない為、無理矢理こじ開けた。

………やはり黙っていれば良かった。

「オイ、大丈夫か?!」

そこにいたのは長身な成人。
髪は銀の短髪で、瞳は黄金色。
心配そうに俺を見ている。

あぁ、俺は人と関わることが“一番嫌い”なのに…。
俺は面倒になって、そのまま目を閉じた。
だが、突然その男に俺は身体を起こされた。

「………」

仕方なく目を開け睨むと、彼はこう言った。

「取り合えず、俺の家で休めよ?」

そりゃぁもう、満面の笑みで。
俺は抗うのも面倒でそのまま何処かに連れて行かれた。






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