雪ノ中 紅イ薔薇
□玖ノ型
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「ん……」
「おはよう、ハル」
朝起きると、まだハルは目覚めてなかったため俺はそのまま目覚めを待っていた。
昨日はベッドをハルに貸してたために、俺はソファで寝ていたのだが…。
はっきり言って寝た気がしない。
「………カ、ナタ…か」
「目覚め悪いな、おい…」
「ん………」
もぞもぞと布団に包まり、仮眠をすること15分。
漸く覚醒したであろうハルが布団から出てきた。
「………悪い。占領してた」
「気にすんな」
ハルは一発目から謝ってきた。
俺は簡単にそれを済まし、昼食をとりに食堂へ行く。
無論、ハルもくる。
因みに、ハルの目覚めを待っていた俺が食堂に着いたのは11時だった。
どう考えても寝すぎだろ…?
†