雪ノ中 紅イ薔薇
□肆ノ型
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「では、始めましょう…」
辿り着いた先は、どこかの闘技場だった。
そこに少年とカナタが立っている。
「あのさ。名前は?」
「………ハル。余裕だな」
「…いや。じゃぁ、行くか」
カナタはゆっくり残虐刀を鞘から抜く。
ハルもそれにあわせて、空に手を翳した。
そして刀が現れ、構えに入る。
「まずは力試しだッ!」
「はッ!」
二人の刀が鈍くぶつかりあう。
だが押し負けたのは、やはりカナタだった。
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