SD長編夢
□第6話
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決心はしたものの、新たな問題が浮上して私はほとほと困り果てていた。
楓が全日本の合宿に行って5日が経っていた。
そもそもケンカ別れのようになってしまった私に、楓は会いに来るだろうか?
合宿がいつまでだかわからないこともあって、私は不安だった。
彰ちゃんも全日本の選手だから、こないだきいた連絡先に電話でもすればいいのだろうけど、家に帰ってる確証もないのに連絡するのはなんだかはばかられた。
『…もし帰ってるなら、部活に出てるはず…。』
そう考えた私は、部活が始まる時間になると、お店を早めに閉めて母校である湘北高校へと向かった。
もしもまだ帰ってなかったら、合宿がいつまでかマネージャーにでもきいておこう。
そう考えて。
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