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□Last Moment
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お前にとってこの生涯
俺はどんな俺でいれるだろう?
今までもこれからもずっと
俺の存在が一瞬でもいいからお前の中に居れるように願う。


「……………」
「……………」


思えば大した理由じゃなかった。
雨竜が予習していて俺の話に耳を傾けなかったのが原因。
端から見れば痴話喧嘩だろうが、俺の機嫌は悪くなるばかりで。

この頃の俺は死神の力が消えたことに内心焦っていて、気持ちがどうかしていた。


「っ、待てよ」


無言で席を立った雨竜を慌てて追いかける。


「離せ」
「…嫌だ」
「分からないのか?君と一緒に居たくないと言っているんだ」
「…っ悪かった」


絞り出した謝罪の言葉。
馬鹿みてえ。
傷付けたくないのに傷付けて。

繰り返す毎日。
すり減ったスニーカーの裏が年月を語る。
いい加減大人になれってのは分かってるけど、素直になれない。

俺自身の一番嫌いな所。
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