雪の水晶

□第二晶
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「えっ!!」



天馬は雷門イレブンの登場にただ驚いていた



『(あれが…)』


「神聖なグラウンドでお前達は何をしているんだ!!」

「サッカー。

見て分かんねぇか?」



剣城は小ばかにしたように言った

そして、神童は傷ついたセカンドチームを横目に、階段を降りていった



「礼儀を知らない一年が…セカンドチームを倒したからっていい気になるな!!!」

「倒した?
ちょっと遊んでやっただけさ」



剣城の見下した言い方に雪玻は眉を寄せた



「監督、あいつらは?」

「おそらく、フィフスセクターから送り込まれた者だろう」

「え!!?」

「フィフス、セクター…?」



天馬は聞きなれない言葉に困惑した
一方、雪玻は母から聞いた言葉を思い出した


『(フィフスセクターって…あぁ、そういえば母さんがそんな事言ってたね)』


【<「あぁ、そういえば言い忘れてたけどね、雪玻。
フィフスセクターって言う馬鹿集団…と言うか、組織には気をつけておいて。
そいつらの前では、化身は見せない方がいいわ」>】



『(母さんが言ってた組織がこれか…何で京介が…

母さんの話だと…フィフスセクターはサッカーを管理する組織だって聞いたな…
勝敗指示を出しているって



随分と、腐ったサッカーだ)』



雪玻は静かに拳を握り締めていた

久遠監督は剣城の前に立った



「何をしに来た」

「雷門サッカー部は指示により一新される。


お前等は全員お払い箱と決まったのさ。」

「なんだと!!?」



雷門イレブンに衝撃が走る



「フフフ…紹介しよう」



すると、剣城の後ろに黒のユニフォームを着た人達が来た



「これが新たな…」



パチン!!

剣城が指を鳴らすと、黒のユニフォームを着た人達が集まった



「雷門イレブンだ」






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