05/09の日記

13:12
クルーになったら
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翌日−
「突然だが、新しくコイツをクルーにすることにした。雑用ぐらいには使えるはずだ。」
「はじめまして、菜摘です。これからよろしくお願いします。」

朝食のタイミング、見張りの者以外が全員集まっているところで、ローに連れられ、菜摘が入ってきた。好奇の視線が集まる中でローが説明する。
菜摘も全員に聞こえるように大きな声で言い、頭を下げた。



「改めてよろしくねー」
「ま、よろしく頼むな。」
「うん、ベポくんとシャチさんもよろしくね。」
「なぁ、菜摘…敬語とかいいよ。堅苦しいし。」
「え、でも…」
「素のほうがいい。敬語なんて本当は使ってないんだろ。」
「ペンギンさん!!」

少し前からすでに親しくなっていたベポとシャチから改めて挨拶されて、笑顔で返した。
そこで、タメで話していいと言われ、菜摘が少し戸惑っていると、後ろからペンギンが現れた。
突然のことに3人で驚いてしまった。


「お前の監視役やってたんだ。お前がどんなヤツかそれなりに分かっている。」
「あ…」
「それにオレたち、仲間でしょ!堅苦しいのオレ嫌いだし、ちょっと距離感じちゃうんだ。」
「そっか……うん、じゃあよろしくね。ペンギン、シャチ、ベポ!」

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