海賊との旅に・・・

□新たな年に
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「新年まであと10、9、8、7…」

いよいよカウントダウンが始まり、シャチが声を張り上げて言う。
他のクルーたちも上機嫌であとに続き、特にベポはシャチに負けず劣らず声を出している。

『6』

『5』

『4』

『3』

『2』

『1』

『『『『HAPPY NEW YEAR!』』』』


声と一緒にキュポンという小気味よい音がしていくつものシャンパンが開けられ、シャンパンファイトの如くクルーたちはかけあいはじめた。


直接ではないが、ナツミのところにも飛沫が飛んでくる。
腕についたものをナツミがペロリと舐めてみると、芳醇な香りと度は高そうだが口当たりの良い味が口の中に広がった。

「これ、結構高そうな酒なのにあんな使い方して良かったのかな?すごくもったいない…
こんなの見たら、すぐローなら怒ってみんなをバラバラにしそうなのに。」


「毎年のことだからな、諦めてる。」


一人でぼやいていると、すぐ隣から答える声がありナツミは驚いた。





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