『逆転少女』

□少女、再び出会う
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―翌日―


入学式の帰り私は帝人君と正臣君と帰っていた



「いやぁまさか名無しさんと同じクラスになれるなんてこれって運命ってやつ?」



正臣君が言うとおり私と正臣君は同じクラス
帝人君は隣りのクラスだった




「運命じゃなくて偶然だよ」




『そうそう』



首を縦に何度も振る



「なんだよお前らぁ」




ぷぅとぽっぺを膨らまして拗ねる正臣君がなんだか可愛くて




『ごめんごめんっ』




背伸びをして子供をあやすように正臣君の頭を撫でた





「おっおいやめろよ」





自分の頭に乗っている私の手をはがした





『あっごめん…つい』





「つい…じゃねーよこういうのはな男が女にするもんなの」





そういうと今度は正臣君が髪の毛がぐしゃぐしゃになるまで私の頭を撫でた





『うわぁっ//』




私の過度な反応に二人から笑みがこぼれる




「名無しさんってさ何で自分が撫てるときは照れねぇのに
撫でられるときはそんなに顔赤くなんるんだ?」




下を向いている私の顔をニヤニヤしながら覗きこむ




『てっ照れてない!//』





照れているのは自分でも分かっていたが
素直じゃない私は抵抗してみせた






「ほぅ名無しさんはツンデレだったのかぁ」




「ツンデレ…」





『ちっ違うよ!!』





「またまたぁ」





『もう!!』





「正臣やめなよ佐倉さん困ってるよ」





必死に対抗している私を助けてくれたのは帝人君だった



そんなくだらない平凡な会話をしながら私達は別れた 

















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