『見つけてくれてありがとう』
□私姿を消せることができるんです
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あれから何日かたったが
特に変わったことは無かった
女子生徒が二人しか居ないだけあって
やたら絡まれるかと思っていたがそんなこともないようだ
今だ絡んできたのは一樹先輩ただ一人
今日も長い授業が終わり帰るだけと廊下に出る
「あっ千代子!」
聞き覚えのある声
振り向くとそこには一樹先輩がいた
てかなんで呼び捨て?
「ど、どーも」
なぜか呆れた顔をしている
「はぁ…お前いつもどこをふらついてるんだよ」
「いや…いつも教室にいますけど」