『逆転少女』

□少女、出会う
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おい帝人っ何でそんなこというんだよっ…!




少女に聞こえないように帝人と呼ばれた
平凡少年に耳打ちする正臣ことナンパ少年




えっ…!僕何か変なこと言った?




しらばっくれんなよ《またナンパ?》って言っただろうがっ





えっだってそれ本当のことじゃん…




あのなぁこういうのは始めが肝心なんだよ《また》なんて言ったら引っかかるもんも引っかからないだろ




「『最悪…』」






帝人の冷ややかな声と重なったのは少女の声




「お前らなぁ…って聞こえてた!?」




目を丸くさせている正臣




『聞こえてましたよ完璧』



「あはっあはははは…ごめん」




素直に頭を下げたナンパ少年




『あははははっいいですよ全然!』




貴重な体験ができましたと笑う名無しさん
その発言に少し戸惑う二人がいた










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