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□綱海と花嫁修業
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「綱海さん!お願いがあるんです!!」

「お、どうした?」


彼女は何やら深刻そうな顔で
オレに言った…。


「綱海さんは魚さばけますよね?」
「おう!」
「てことは、普通に料理とかできますよね?」
「まぁ、それなりに?」
「私に料理を教えてください!!」
「あぁ、別にいいぜ!…って、は?」



ま、確かに彼女は料理は不得意な方だとは聞いている…。
木野か音無のどっちかが前に料理させたら
雷門並に酷いって言ってたっけ…。


「どうしたんだよ、いきなり料理教えてなんて」
「だって……。料理できないとお嫁に行けないって…」


おいおい…
誰だよ、そんな事言った奴…







「不動くんが」


…あいつぅぅぅ!!!!
あいつ絶対からかって変なこと吹き込んだろ!!
でも、こいつ困ってる顔かわいいなぁ…
マジ嫁に来てくんないかなあ


「な、いいこと教えてやる」
「えっ、何ですか?」
「オレの嫁になれ!そしたらオレが料理作ってやるし!な?」
「…って、ええええぇぇ!!!!」


あ、硬直してる。顔真っ赤!!
ははは、やっぱ可愛い〜
でもお前の手料理食ってみたいし…
俺と一緒に花嫁修行でもするか!






「なぁ、何作れるようになりたいんだ?」
「ぅ…綱海さんが好きな食べ物…」
「え?何て?」
「な、何でもありません!!!」





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