稲妻

□彼なりの愛情
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彼は寝ている時にキスをしてくる。



普段は絶対に自分からキスなんてしてこない。
勿論、寝ている時も口じゃなくて
おでこやほっぺた、髪や目尻…。
くすぐったくって思わず笑いそうになる。


こんな事されたら、ほとんどの人が
愛されてんだなぁって思うんだろうな。






―ねぇ、アツヤ。

僕ね、こんなに愛されてるよ。
もう一人ぼっちだなんて思わない。

毎日、優しいキスと
彼の体温を僕の肌で感じながら
たっくさんの愛情を染岡くんから貰っているよ。



だから僕は思うんだ。
僕が愛した人が染岡くんで本当に良かったって。



染岡くん、大好き。


(愛された分、僕もお返ししなきゃなぁ)




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