スマイル
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『……』
「無言ってことは偽名って事?」
『…一応、偽名じゃないですけど…?』
「……」
『てか、何で名前にこだわるんだよ?』
「あ、そういえば俺等の名前教えてなかったね、ザンザスは教えてたけど」
うわー。
華麗にスルーされたー。
「俺は沢田綱吉」
「俺はリボーンだ」
と、次々と名前を名乗っていく電車メンバー達。思ったことひひとことで言おう
覚えられるか!!
一体何人いるんだっつーの。次から次へと、こっちの気持ちも考えてほしい。てか何で自己紹介してんの?会った2回目なのに。(正しくは3回目だけど)なんか人生憂鬱←
「…で、何でナイトは男装してんの?」
『「「「……は?」」」』
何で知ってんだよコイツ。何故バレた?バレたつもりはなかったんだけど。
「なっ!!てめぇ女なのか!?」
「どっからどーみても男ですよねー?まぁちょっと女顔ですけどー」
え?何この言われよう。男にしか見えない?…うわぁなけそー悲しー←
「おい!!てめぇ黙ってないで何とかいいやがれ!!」
はい、胸倉捕まれたんだけど、息、タバコくせぇし…
『……そこのお兄さんが言ったとうり、俺は女。手、離してくれません?それに息がタバコ臭い』
「んなっ!!」
何で俺がコイツ等に暴露しなきゃいけねぇんだよ。
「…レズか?」(ザ)
『あ゛?んなわきゃねーだろ、馬鹿だろ。死ね』
「…グスンッ」(ザ)←!?
「じゃあどーして男装してるんですかー?」
『…内緒。てか何で俺が男装してるって分かったの?お兄さん?』
「…ナイトさ、昨日会った“秘密ちゃん”でしょ?」
あらあら、そこまでバレてんだ。ドンマイ俺w
『…秘密ちゃん?俺そんな名前じゃねーし』
「じゃあ何て言うの?」
『…さぁ?』
“××駅〜××駅〜”
『…じゃ、さよなら。もう合わない事を願うよ』
━━━
『…ただいま』
「しずく〜!!今日も遅かったなぁ〜(泣」
『……』
ねぇ兄貴。あんた本当にモデル?顔が命のモデルですか?涙と鼻水で顔がぐちゃぐちゃでモデルとは思えない顔になってるよ?つかその顔で近づいて来るなよ、気持ち悪い。走って逃げるちゃうぞ?そんな気力は無いんだけどね。
『なぁ、兄貴』
「なぁに゛?」
『キモイ』
「(゜Д゜)!!!?…orz」
あはは、落ち込んでるー★…って、そうじゃなくて!!
『バイト先変えようかと思ってさぁ。良いバイト先ない?』
「!?に、兄ちゃん嬉しいぞおぉぉ!!」
バコッ
『煩い。今何時だと思ってるんだよ、近所迷惑極まりない』
「ごめんなさい(土下座」
『分かればいいんだよ』
…別にコントやってる訳じゃないからね?違うからね?こんな兄貴とコントしたって売れないって分かってるからね!?勘違いしないでね!?お願いだから!!
『で、ある?ない?』
「無い!!…今んとこはな」
『そっかぁ』
「でもしずくのためだ!!兄ちゃん探しとくぞ!!」
『ありがとう(微笑』
(しずく可愛い//)
(赤くなるなよ、気持ち悪い(=_=V)
(あーぁ、逃げられちゃったなぁ…)
(だからダメツナなんだ)
(うるさいなぁ)
(う゛おぉい!!クソボス!!何時まで落ち込んでるんだぁあ!!)
(ボス、クソボスじゃないもん!!ザンザスって名前だもん!!)
(…何も聞こえない。俺は何も聞いてない)
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