さくぶん

□ラブペダル
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 放課後、あたりはそろそろオレンジに染まり始めた。ガタン、静雄が席を立った。
「よし、臨也、そろそろ帰ろうぜ」
「うん!」
 二人揃って出口へと向かう二人。
「あれ、臨也は今日自転車じゃなかったよね?どうやって帰るんだい?」
 新羅の問いかけにくるりと臨也は振り返り、満面の笑みで答えた。
「シーズちゃんのチャリの後ろはぁ、俺のものぉ♪」
「・・・はぁ。もういいよ。このリア充共」
 呆れたような新羅なんて気にしないで、二人は駐輪場へと向かった。
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