さくぶん

□愛妻弁当
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季節、夏。
場所、来神高校屋上。
時間、昼休み。
人数、4人。

「あっっっっつーーい!!なんでこんなに熱いのぉ?シズちゃんその怪力でなんとかしてよ」
 屋上に寝転がる黒い少年、折原臨也。
「あ?無理だ」
 もくもくとパンを食べつつツッコミをいれる金髪の少年、平和島静雄。
「役に立たないねぇ、じゃあ死ねば?」
「うるせえ、お前が死ね」

「君たち・・・」
そしてそれを生暖かく見守る二人の少年。
「抱き合いながらそんな事言ったってだだのバカップルにしか見えないんだよ?解ってる?」
「・・・モグモグ」
 きつい目で軽くツッコミを入れてくるのが岸谷新羅。
 黙々と弁当を食べながらも静雄にきつい目を向けている門田京平。
 
 このバカップルがいるせいで、屋上は普通の気温よりも数度暑いのだった。
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