さくぶん

□娘離れできないww
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来神高校夏休み初日。
「ねぇ、みんなどうせ暇でしょ?別荘に行かないか?」
それは突拍子もなくかけられた、岸谷新羅の言葉だった。
「「「別荘ぅ?」」」
その場にいた平和島静雄、折原臨也、ドタチンこと門田京平は疑問符を頭に浮かべた。
「うん、別荘。だってセルティがさァ、しばらく仕事で海外だから僕暇なんだよね。だから4人で旅行しようよ!」
「俺は別にいいけど、なんでシズちゃんと一緒にいかなきゃなんないワケ。」
「本当だ。何故俺がノミ蟲と一緒に旅行しなけりゃいけねぇんだ。」
「まぁそう言わずに。門田君は?」
「俺は別にいいぞ。」
「え、ドタチンが行くんなら俺も行く〜!」
「じゃあ、決定ね。明日、駅で待ち合わせ。静雄、来ないと中学のときのアレ、バラすからね。」
「うッ…。」
「じゃあまた明日ー!あ、門田君ちょっといい?」
「?なんだ、岸谷。」
「--------。」
「っ!!……。」
「ドタチン達何話してんの〜?」
「うわぁッ!!いいいいい臨也ッッ!!」
「なんでもないよーww」
「そう?じゃあドタチン一緒帰ろう♪」
「あ、あぁ。いいぞ。」
「わーーい♪」
「・・・ホント君たち父娘みたいだね。・・・嫉妬とかするのかな?静雄クン?ww」
「あ"ぁ"!?」
「俺達は君達の恋路を応援したいだけなんだよ。」
「ッ!・・・ちッ、帰る。」
「ったく、殺し合いしてるのに両思いって、君たちって不思議だねぇ。」
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