さくぶん

□何言ってるんですか
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狂帝人(てか覚醒ww注意!!

ああ、どうして。

「えーと、帝人君。」
緊迫した表情で黒ずくめの男は制服の少年に問いかけた。顔には脂汗が滲んでいる。
「なんですか?臨也さん。」
なんでもないような、屈託のない笑顔を浮かべ、帝人と呼ばれた制服少年は答える。
黒ずくめの男を組み敷いて。
「何かな、この状況。さっきまで僕と君は外で楽しくお話をしていたハズなんだけど。」
警戒心丸出しの笑顔で男は喋る。
「なにって、僕が臨也さんの両手足をロープで縛って自由を奪ってますけど?」
少年は、それはそれは楽しそうに、楽しそうに、外道なことを言う。その様子に男は腹を立てたようで、怒りを表情にあらわにした。
「そうじゃないッッ!!なんで君が俺を緊縛しているのか、その理由を聞いてんだっ!」
男は暴れようとするが、マウントポジションを取られてしまったので身動きができなくなった。
「なに当たり前のこと言ってるんですか。臨也さん。」
「ん・・・だと?」
少年はそのままの表情で言葉を口にした。
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