響合高校
□学校の…(中略)…しいよね
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んでそのエレカーの中。
今リフィル先生がこの修学旅行についての注意事項を述べているところだ。
普通修学旅行の注意事項といえば時間通りに行動しましょう、とか
他の人の迷惑になる行動は取らないようにしましょう、というのが一般的であるが、
このクラスは、まぁ普通じゃないため、注意事項というのは
「ホテルなどで流血なんかすると後でいろいろと面倒なので、喧嘩はほどほどに」
というものであった。
いやいやリフィル先生、修学旅行での注意事項というか、それって普段からやっちゃいけないことじゃん。
しかもほどほどにって、言い換えると多少ならやっていいってこと?
「じゃあ姉さん、間接技ならいい?」
と平然とした顔で言うのは、非常に喧嘩っぱやいうちの1人、ジーニアス。
「でもさ、それだと後に残ってやっかいだろ? 毒はどうだい?」
とジーニアスの発言に対し、これまた平然と言う忍者娘しいな。
てか毒って・・・もはや喧嘩の領域越えてるだろ。
「でもよ、青酸カリとか入手困難じゃねぇ? ここは窒息で」
いやロイドくん、なんで毒イコール青酸カリなの? 確かに少量で人死ぬけどさ。
つーか何、効率のいい暗殺方法の話合いかなんかですか? これは。
「そういうことしちゃだめだよ!」
と叫ぶのは、ああ、やっと良心が目覚めたのね、コレットちゃん。
「最期くらいきれいに飾るものだよ? だからこのリップステッキでじわじわと♪」
そう笑顔で言う君が恐いよ、コレットちゃん・・・。
てかそのリップステッキは一体どこから出した?
「しかしそれだと犯行がばれやすいです。ここは手っ取り早く、海に沈めてしまうのが最良かと。証拠も残りませんし」
あー、やっぱりいつのまにかそれ系の話になってたんだ・・・。
っていうか、何でこういうときだけ仲いいんだ、あんたらは。