小説と思われるもの(主に長編
□やりたいほ〜だい〜
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【1/24(木)】
“起きなさい、ロイド・アーヴィング?”
“ロイロイ!”
ばふっと顔面に黒板消し直撃。
俺は強制的に夢から現実へと引き戻された。
ああ、せっかく宝くじで3等当たった夢見てたのに。
……っと、先生がメデューサも逃げ出すような形相でこちらを睨んでいる。
えーっと、リーフ先生、授業終わったのか?
「つっこみ不在って不便ね。もういいわ。じゃあ今の答えを……、ジニジニ、答えて」
「はい、姉さん」
そしてジニジニはなんか小難しい話をすらすらと答えた。
さっぱりピーマンわけワカメだぜ。
「……そこ、黙りなさい」
すみませんでした。
やっぱりリーフ先生怖い。
「――では、神子コロコロ」
「はい」
「神子の旅について答えて」
そんでもって、今度はコロコロが丁寧に答えていく。
っていうか先生、他の生徒には当てないんですね。
「今度はこれを投げるわよ?」(にっこり
ごめんなさい、コンパスは勘弁してください。
と、そのとき。
窓の外から、強い光が発せられた。
先生を含め教室にいた生徒全員、窓の外を見る。
っていうかバケツ重いな。
「私は聖堂の様子を見てきます。みんなは自習してるように」
お、遊び放題? きゃほ〜!ε三\○ノ
「大人しく 自 習 し て ろ」
リーフ先生の仰せのままに。
……あ〜、バケツ重いなァ……。