ネタやらなんやら
□でも
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好き、だと君は我輩に笑顔をむける
嬉しくもあると同時に申し訳なさと憎悪がやってくる
ああ、なんで我輩はこいつがバルドと重なって見えるのか、
遠い昔に見た、大好きだった兄の笑顔
そして大嫌いで憎くもあった兄の優しさを、何でこいつに重ねて見てしまうのか
「へらへらしてんじゃねぇ」
気付いたら、あいつの胸ぐらを掴んでいた
自分より少し高いお前を睨み付ける
「アスタ…?」
恐る恐ると我輩を見つめ返すヴァンツを見て手を離す
「すまない、忘れてくれ」
やってしまった。そう思っても遅い
はやくその場を去りたくてすぐ背をむけて早足に歩きだそうとした
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