文
□死亡フラグ
1ページ/13ページ
死亡フラグ
それは、沸々と湧き上がるのでありました。
決壊したダムのように。
濁流の川のように。
(授業終わりの鐘)
なおみ「うわああ、おわった。」
あさひ「もうお昼だね。」
あゆみ「あ、そうそう、さっきさぁ」
ことこ「ご飯食べようよ〜」
遠くのほうで叫ぶような声。
ことこ「うるさいな」
あさひ「なんかあったのかな?」
あゆみ「どうせ喧嘩とかでしょう」
なおみ「また不良が暴れたのか。この学校名物器物破損が起きるのか。」
ことこ「金属バットに鉄パイプ!!」
あさひ「そんなん死人出るってば。」
なおみ「でも実際そのまま滅ぶべき奴等はいるなぁ。」
あゆみ「そうだね、常識守れないっていうか、正しくない人間は排除されてもいいと思う。」
ことこ「厳しい思想だねぇ。」
あさひ「私も、完全に賛成ってわけじゃないけれど、そう思ってしまうな。」
なおみ「こうも続くとね(溜息)」
あゆみ「俺は平和がいいよ。」