10/22の日記

14:23
暖かな色調を望むヒバツナss版
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突然に目が見えなくなった黒曜石の瞳を持つ彼

名前は雲雀恭弥といい、裏では群れを嫌いう戦闘狂と言われていた時期もあったほど暴れていた彼


それは原因不明で手術もできず……

『一生治ることもないかもしれない』と医者に言われ、家族や彼を慕うものは悲しんだ

しかし一番本人が不安なはずなのに、泣かないどころか泣き言ひとつ漏らさない

雲「そう…
初めは不便だろうけど見えなくても支障はないから気にしないよ」


僕は20年前に生きる意味を失ったから…
別に今更目が見えなくなる位気にしないよ…


そう、彼は力なく言った


元々彼には、見えなくなる前から世界がモノクロにしか写っていなかった

今更景色が見えなくなっても変わりがなかったのだ

それを知っているのは元敵であり、今では良き理解者となった骸位だ


まぁ…
見えなくとも、見えているときのように動いているのは骸にも不思議で仕方がなかったのだが………


目が見えなくなって1年が経とうとした頃、骸が問いかけた


『君にもう一度見たい景色というものはないのですか?』


その問いに思わず息を呑んだ

あぁ…
願っても良いのならもう一度…

あの子に似合う所ならどんな場所でもいいからもう一度だけ…


『あの子のいる明るいけしきがみたい』



そんな切実だが今生で叶うことのない願いを答えたのが彼の最期の言葉であった



その日から彼は話すことまでも出来なくなった


声帯に異常があるわけではないのだが、声を出そうとしても出るのは空気だけであった


そして元々食べる方でもなかった為、徐々に痩せ、死期もそう遠くないだろうと感じていた頃

骸が突然病室にきたと思ったらこういったのだ


『来世では意地を張らずに綱吉くんにさっさと告白なさい

僕も君達を守れるように力をつけておきますから…』


辛うじて首をかしげるが、どういう意味なのか聞き返したくとも伝える術がなかった…

そして不意に意識が霞み…



気が付いたら昔住んでいた並盛の屋敷の離れの、幼い頃使っていた自分の部屋に一人ぼぅっと立っていた

目線も最期に見たものより大分低いし、自分の手も小さい


部屋のカレンダーに目をやると40年も前であった


雲「生まれ変わったんじゃなくて、逆行してるじゃない腐れナッポー…」


そう、彼は悪態をつきながら願ったけしきの為行動をする


雲「絶対綱吉は死なせない…
次は必ずあんな奴から護ってみせる」


ーーーーーーー

久々に書いてみたけどちょっと無理矢理でしたね…


最近はツキウタ追いかけてるからかな?

アイドルいいなぁとちょっと思ったり思わなかったり………

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14:22
暖かな色調を望むss版
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突然に目が見えなくなった黒曜石の瞳を持つ彼

原因不明で手術もできない

『一生治ることもないかもしれない』と医者に言われ家族や彼を慕うものは悲しんだ

しかし一番本人が不安なはずなのに、泣かないどころか泣き言ひとつ漏らさない


理由は、数年前に生きる意味を失ったから…

彼は、見えなくなる前に元々世界がモノクロにしか写っていなかった

今更景色が見えなくなっても変わりがなかったのだ

まぁ…見えなくとも、見えているときのように動いているのは不思議で仕方がなかったが………


目が見えなくなって1年が経とうとした頃、元々数少ないが…

元は敵であり今では良き理解者となった友人が問いかけた
『君にはもう一度見たい景色ってないのですか?』

あぁ…
願っても良いのならもう一度、どのような背景でもいいからもう一度…

『あの子のいる明るいけしきがみたい』


それが彼の最期の言葉であった



その日から彼は話すことまでも出来なくなった

元々食べる方ではなかったのもあり徐々にやつれていき、死期も近いだろうと感じていた頃

あの問いかけをした友人がこういった

『来世では意地を張らずにさっさと告白なさい

僕も君たちを守れるように力をつけておきますから…』


どういう意味なのか聞き返したくとも伝える術がなかった…

そして不意に意識が霞み…



気が付いたら昔住んでいた家の、幼い頃使っていた自分の部屋に一人ぼぅっと立っていた


部屋のカレンダーに目をやると40年も前であった

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