10/23の日記

15:41
サーヴァンプ思い付き?
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真昼が空気…
捏造あり、注意…
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これは強欲な吸血鬼(俺)が主人(リヒト)を愛してしまったところから始まった物語

それまではただの暇潰し程度にしか考えていなかったが、あの件から俺の特別になったのは当たり前で…

こんな気持ちを持つなんて思ってもなかったんすけどねぇ…




『もう、俺を独りにしないで…』


うなされた日は寝言でそう言ってから飛び起きる

呼吸が乱れ、心臓は早鐘を鳴らし、涙はとめどなく流れ、しばらくは目の焦点が合わなくなる

兄さんは俺の背中を摩りながら顔を覗き込んでくる


ク「…ロウレス、大丈夫か?
俺の事分かるかぁ?」

ロ「…はぁっ…た、怠惰の…兄さん?」



リヒトと契約してしばらくしてから、うなされる様になった俺…


これを知っているのは俺の下位吸血鬼の中でもギルしか知らない

あとは偶々リヒトに用事で会いに来ていた、怠惰の兄さんの主人の真昼に、暇をしていた怠惰の兄さんだけ

兄さんは俺がうなされてることに気付いてからは、たまに様子を見に来ている


たまにあるんすよね…
現実に起こる事を夢で見るって言う…

えっと…正夢だったっすかね?


以前はオフィーリアが処刑台に登る夢を見てたらしいっす

俺自身は夢を見たってことしか覚えてないっすから、内容はわからないんすよ…

椿との闘いがあり、ただでさえリヒトとの繋がりが弱いだけに余計不安になっているんすよね

しかも以前のように力が使えねぇし

そしてそんな夢を見るようになってからは寝られる訳でもなく寝不足なっているのに…

しかも最近あんな大怪我したのにリヒトの怪我が治るまではって血も飲んでねぇし…

悪いことってよく重なるんすよね…


まぁ、俺があんなことしたから自業自得っすけど


ロ「今…来なくても……ケホ」


椿のところの下位吸血鬼だろう大量のモブが…

今は相手したくないんすけど…

ってかリヒト大丈夫っすかね?
遅れをとるような人じゃないっすけど…

嫌な事ってのは重なるっすからね…


とか、いってるうちにこっちは片付いたっすね

リヒトの所に急いで行かないと…

使命感のようなものを感じながら向かった先には、怠惰の兄さんと真昼が息をあげて佇んでいて…

そこには愛して止まないリヒトの姿があり…

でも、兄さん達と違うのは地面に倒れているというところで…

まさか…そんなこと…
リヒトの事だから違うだろう…

そう、思いたかった…
不意にあの夢の内容がフラッシュバックして慌てて駆け寄る


ロ「リヒたん…ねぇリヒたん!」

リ「………ハ、…イド…?」

ロ「リヒト…ここにいるっす…」

リ「…悪い…な」

ロ「嫌っす、赦さないっす!
もう、俺を独りにしないで」

リ「……は…っ」

ロ「俺を…置いていかないで…」

リ「…お前を、置いて、いくかよ…

寂しがり屋の…バカ、ハイド……」

ロ「…っ!?
リヒト?こっちを見てよリヒト!!」


リヒトの呼吸が浅くて弱い…
脇腹に攻撃を喰らったのかそこから大量に血が流れている

嫌だ…リヒトを失いたくない…

かといって下位吸血鬼にしたくもない

今から病院に行っても間に合わないのはわかってる…けど…


ク「ロウレス、バイオレンス天使を下位吸血鬼にしなくても助ける方法はある…」

ロ「……本当に?」

ク「俺に下位吸血鬼がいないのは知ってるよな?

俺は出来るなら責任を取りたくねぇからな…」

ロ「どうすれば…
どうすればいいんすか!?」

ク「だけど、主人に使えるのかやったことないから、もしかしたら下位吸血鬼になるかもしれないが…

………賭けてみるか?」


俺は、迷いもせずに頷いた

これで下位吸血鬼になった時にリヒトが死にたいと言うのなら…

その時は…俺、が………


真「ロウレス…

リヒトさんと自分自身を信じて…」

ク「真昼は離れてろ…

一時的とはいえ吸血鬼になるんだ、人間が近くにいるのはリスクが高けぇ…」

真「わかった…頼んだぞ、クロ」


真昼が十分距離をとったのを確認してから兄さんの指示通りにしていく…


リヒト、おねがい…
俺を独りにしないで

嫌だよ…独りは……
寂しいよ…

リヒトが死ぬときには、俺も…

………
……



暖かく柔らかなベットの上で目が覚めた

あれ?
あぁ…モブが邪魔しに来たんだっけ…

でもいつ俺はここに?


頭がぼぅっとするっす…

なんか体も気だるいし


何でっすかね…

あぁ、最近飲んでないからっすかね?

別に、今は名前があるから大じょ……ぶ…?


ん?え、俺の名前って?
あれ、俺の名前が…ない?


そんな…

それじゃぁ…リヒ、トは…


リ「いつまで寝てるんだバカハイド」


がっつり後頭部蹴られたっす…


ロ「ぃってえ…あれ?…リヒト?」

リ「心配させるなバカハイド」

ロ「えと、ハイドって…誰っすか?」

リ「何を、いってんだボケネズミ…?」

ク「ロウレス、大丈夫か?

変わったところがあるか?」

ロ「…兄さん

俺、名前が…名前が判らないっす」

リ「何をいってんだバカネズミ」

ク「あ〜…

バイオレンス天使…めんどくせぇから天使な?
今は主人じゃぁねぇから、名前が判らないのはあってる」

ロ「え…?」

ク「一度死んだから繋がりが切れているんだ

だけどな…この天使を助けたのは、お前だロウレス」

リ「あん?繋がりが切れた?

だったらもう一度繋げればいい」

ロ「リヒト、言ってることわかって…」

リ「次は壊されるんじゃぁねぇぞ

バカハイド!」

ロ「…いいの?

わかってるんすか?
また死ぬかもしれねぇんすよ?」

リ「死なねぇよ…
お前が俺を守れば問題ねぇだろ

それに独りにしないでって、すがる奴置いていけるか」

ロ「リヒト…

本当に俺でいいの?」

リ「お前じゃなかったら契約し直さなかったかもな」

ロ「………っ!」


は、恥ずかしいセリフっすね!

でも、それが何故か安心するっす…


ロ「…よろしく、リヒト///」

リ「次はないからなバカハイド」

ロ「絶対(この繋がりは)大切にするっすよ」


あぁ願わくば…
貴方と悠久の時を…


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〜おまけ〜

真「クロ、そういえばどうやってリヒトさん助けたんだ?」

ク「あー…それはだな…」

ロ「まさかあんなやり方があるとはって思ったっす

道理で下位吸血鬼の血を普段は飲みたいと思わない訳っすね」

真「それはどういうこと?」

ク「俺達は死にそうな奴しか下位吸血鬼にしねぇ…

むしろそうじゃないと出来ないんだ…」

ロ「だから1度リヒトを俺の下位吸血鬼にしたんすよ…」

ク「そして、下位吸血鬼になったばかりの奴に主の…今回はロウレスの血を飲ませる事で契約が切れ、不思議なことに吸血鬼から人間に戻るんだ…」

真「だからリヒトさんは、またロウレスの主人になれたってこと?」

ク「そういうことだ…まぁ俺以外誰も試したことはないだろうけどな…」

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ちょっと昔考えたもの

友人のために書いたけど、友人が今は連絡とれないのでちょっとここにおいとく予定…

一時的にドはまりしたサーヴァンプものでしたw

因みに僕はロウレス最推しの強欲組推しだったり←

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