09/15の日記

20:50
サイコパス思いつき
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俺は、あの時にあいつ(常森)があそこにいることが可笑しいと気付くべきだった

予兆は何度もあった

一番決定的だったのは、友人の死の瞬間を見た時の色相が濁らなかったこと


以前の…槙島を追う前の俺なら気付いていたかもしれない

いや…今、公安を離れた俺だから気付けたのかもしれない

現に六合塚やギノ、志恩は気付いていない


そう頭の中で呟いていると、声を掛けられる


朱『ねぇ…絞噛さん

今の私はどう見えますか?』

絞「…どうだろうな

他の奴らは槙島 聖護の再来、或は復活だと思っているようだが…」

朱『他の人はどうでもいいんですよ

貴方から見て、今の私がどう見えるかを聞いているんです』

絞「そうだな…雰囲気がガラッと変わった

甘く暖かな雰囲気がなくなり、奴の様な鋭く冷やかな空気を纏っているように見えるが、まだ何かが足りていない」

朱『私に足りないものが、貴方に解りますか?』

絞「…経験、だろうな

自らの手で人を殺した事のないまだ汚れていないという事実があるために、奴に成り切れていない

しかも、カメラを避ける・指紋や声紋等の自分に繋がる証拠を消すというあからさまな隠蔽を判りやすくしているが、今だに気付かれていない


違うか?」

朱『その通りですよ絞噛さん』


朱は絞噛にニッコリと微笑み、朱の足元で縛られ転がされている男を踏み付ける


朱『今から、私は少しだけ彼に近付く事になりますよ』


そういい、朱が男に向けたのは今ではあまり見られなくなった小型の銃

弾は五つ入る純白の小銃が男の胸に向けられる


朱『この人を撃った時に色相が濁らないなら、私は第二の槙島となるんでしょうね…』

絞「そうはさせない…」


絞噛は銀の銃を朱に向ける


絞「今ここで、奴の時のように俺がお前を止めてやる」


悲しみと、悔しさで僅かに頼りない声になったが、奴の様な苦しみをお前が感じる必要はないから…

そうなるくらいなら、俺がお前を止めてやるから…


だからどうか、幸せな世界に戻ってくれ



―――――――


何となく思い付いたもの

朱ちゃんが、実は槙島と同じ免罪体質者だったらなお話…

足元の人は、世間を騒がせた朱ちゃんを楽しませてくれる元遊び相手だったりして…

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