02/18の日記

23:49
被害者白ウニ(スレツナ+10)
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白蘭ファンの方々ごめんなさい


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そこそこ豪華な装飾がなされている書斎

そこは窓がひとつもない閉鎖的な空間

唯一あるのは外側から鍵の掛かった扉のみ

そんな環境に身を置いているのは、10年前に罪人としてイタリアへ連れてこられた少年(…青年?)である


今日の仕事もやっていられないとばかりに投げ出して、彼の雲が持ってきてくれた携帯ゲームをしていた

片手間に彼の霧の片割れが持ってきたパソコンで、株等の売買で荒稼ぎしている時にそれは起こった


ダンッダンッと乱暴に扉を叩く音が部屋に響く


綱「…何なの?」


誰も返事を返すことはない

防音をされているので、部屋の外に音は漏れないのだから当たり前ではあるが…


綱「恭弥ではないし…

ってかこんなに音がするとか相当な力なんだけど…?」


ミシッ…ガンッガタン…

扉が破壊され、綱吉が一番に目にした人は…


綱「あれ…?

ザンザスと厨二病の白ウニじゃん

ザンザスは恭弥に鍵預かって来ればよかったのに…」

白「白蘭だってば!!」

ザ「…借りるの忘れた

しかしなぁ…今のお前の立場分かってんのか?」

綱「んぇ?

もしかしなくてもそこの白ウニがボンゴレ総攻撃してるところだったりする?」

雲「今その真っ最中何だけど」

綱「あれ?恭弥じゃん♪

後2日後じゃなかった?」

雲「メール見てないの?」

綱「俺を『嘘がバレたあのメス豚の代わり』に10代目にするっていうアレ?」

ザ「就任式の前日に総攻撃をすると伝えたはずだが?」

綱「え?何?

明日就任式の予定だったの?」

白「…聞いてなかったんだね」

綱「んなの知る訳ねぇじゃん白ウニ

最近書類押し付けられるだけだったし、メス豚の守護者や元家庭教師は来なかったし…

恭弥や骸達だって来てくれなかったし…

大体、作戦決行の日に判りやすい合図するって恭弥言ってたじゃんか!」

恭「凪がしてくれたはずだよ?
『空が自由な日になる』って」

綱「それが合図だと思わなかったわ!(おかしいなぁ〜とは思ったけど…)

ってか、それ骸が言ってたし」

ザ「とりあえずユニのいる、合流地点へ行く

あの小物は引っ捕らえてドカスどもと一緒に転がされてるはずだからな」

綱「恭弥…足枷外すから鍵ちょうだい♪」

雲「壊せばいいでしょ?」

綱「めんどい」

雲「はぁ…これでしょ?」

白「もしかしなくても綱吉クンって猫被ってたよね?」

綱「は?何?
今頃気付いたの?」

雲「既に、未来で君と戦ってた時には被ってなかったよね」

綱「白ウニでガンガン遊んだし…」

白「遊ばれてたの…僕…?」

綱「気付かなかったの?

え〜うっそ〜マジでぇ〜?!」

ザ「…行くぞ」

綱「はぁい!」

雲「…まぁ、これからも頑張りなよ

君はおそらく綱吉の玩具になるだろうけどね…」

白「…………………」

綱「恭弥〜抱っこして〜!」

雲「……わかったよ」

綱「んじゃ…レッツゴ〜!」


皆は壊れた(壊した)扉から出て、大広間へとやって来た

綱吉は寝てるフリをしている

そして小声で雲雀に伝えた
『作戦通りに演技してよ』と…


大広間に到着すると、綱吉を裏切った面々がロープで縛られて転がっていた

骸は離れた所で何やらやっているようだ


ユ『お帰りなさい皆さん

綱吉さんは…?』

ザ「雲の腕の中だ」

獄「ザンザス…てめぇ」

山「ツナを返してくれよ雲雀」

雲「…馬鹿じゃないの?

というより立場分かってる?」

リ「何だと?」

ザ「こいつがてめぇらの所に戻る?

ハッ…笑わせるんじゃねぇ」

白「彼は既に一般人(とはいえないけど今は…)なんだよ?

なのに、どうしてボンゴレ内で監禁されているんだろうね?」

リ「それは…」

獄「10代目以外に継げるお方がいないからだ!」

山「そうなのな、あんな女を信じた俺らが馬鹿だったのな」

白「じゃぁ、どうしてボンゴレから除籍したのさ」

獄「そ、それは…」

雲「あのメス豚を信じたからだよね?

この子が、どれ程傷付いたかわかるかい?(この子は全く気にしてないけどね…)」

リ「だがツナ以外に継げる奴はいねぇ…ツナがボンゴレを継がないといけないんだぞ!」

ザ「ハッ…呆れてモノが言えねぇとはこの事だな」

獄「何だと!」

雲「被害者のこの子が継ぐかを決めることでしょ?」

リ「そんなもんは関係ねぇ

ツナが10代目を継ぐのは確定事項だぞ!」

ザ「そんなことより先に、こいつに言うことがあるだろうが」

「「「???」」」

白「わからないの?

…ホント呆れるよね〜」

ユ『何を言っているのですか白蘭…

小さな子供ですら知っていることを、彼等が知らないはずないではありませんか』

「「「‥‥‥‥‥‥」」」


愚者達が訳がわからないという顔で綱吉を見つめる


雲「そろそろいいんじゃない?

…本当に常識のない奴らなのは君だって知っていただろう?」

?「お情けですよ…

だけど、時間の無駄だったみたいだけどねぇ〜」


大きくはなかったが、少し高めの声が部屋中に響いた

閉じていた琥珀色の瞳がゆっくり開かれると、雲雀に微笑む


しかし、愚者達の方を向いた時には温度も感じない無表情な顔だった


リ「つ、ツナ…」

綱「無駄に高いプライドが最後のチャンスを潰したんだ

怨むんなら、自分を怨みなよ」

山「ツナ…」

綱「親友が聞いて呆れるね

っていっても、俺は一度も親友と思った事ないけど」

獄「10代目…」

綱「大体俺はボンゴレ継ぎたくないし、ってか今までだってやらなくてもいいことしてたんだし…

そろそろ自由になってもいいよね?」

ザ「あの小説みたいだな…
『願いを叶えるにはそれ相応の対価が必要』って奴」

綱「基は漫画だよ?

それに偶然じゃない、こうなる事は必然なんだよ?」

雲「わかったから…
さっさと終わらせてよ?」

綱「はぁ〜い」


綱吉は雲雀に抱かれながら、指をパチンと鳴らす

すると、四方から鎖が飛んできて愚か者達を拘束していく

意識のないボロボロな姿の女子は先程からずっと骸の玩具にされていたようだが…


綱「骸は遊びすぎ!

壊れてたらどうするのさ」

骸「そこら辺は加減してますよ

大丈夫です、君の楽しみを取る気はありませんよ」

綱「ならいいけど…

って事で復讐者(ウ゛ィンディチェ)の皆さんよろしくお願いしまぁ〜す♪」

復「…ワカリマシタ

デスカラ後デシッカリト溜マッテイル仕事シテ下サイ」

綱「もちろん♪

しっかりやらせて頂きますよ!

復讐者最高責任者としてね


ニヤリと笑った顔は、それは恐ろしいものだったと一番近くにいたH氏は語った


それからの事はその場に居たもの以外わからない

今、綱吉がどこで何をしているのかは…知らないほうがいいだろう



―――――――

意味不明なモノが出来た

とりあえずのせておく…


もしかしたら、これで小説書くかも…?

まぁ戯事だけど…




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