浅い眠りの者達
□失った大空
1ページ/7ページ
俺は、獄寺くんや山本と「また明日」っていって家へと帰った
今日は母さんや居候組はリボーンがイタリアへ連れていったから、家には俺一人だけ
俺が頼んで日本に残らしてもらったんだ
俺の直感が正しければ、あいつらは俺を襲ってくるから
もちろんリボーンは許してくれなかったけど…
こうなるってわかってたら、獄寺くんや山本もイタリアへ連れていってもらえばよかったな
ここは…どこだろう
獄寺くんって誰だろう…
思い出せない
そして、俺は…
誰なんだ?
なんで思い出せないんだ?
「それは不要な情報だからだ」
不要?
だけど俺は…
その人達のこと忘れてはいけない気がするんだ!
「不要な情報だ
忘れろ、そして眠れ…」
どうして忘れないといけない?
俺は誰なの?
貴方は…誰…なの?
教えて…よ‥‥‥おね…がい
「時が来るまで眠れ
琥珀の蝶よ」
その声を最後に俺は闇へと堕ちていった
.