‡裏‡

□【僕の憂鬱 ―中編―】
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「あっ!…あはぁぁっ!」

腰を持ち上げられ、悟飯は爪先立ちでターレスとの行為に応えねばならなかった。
ただでさえ無理のある態勢な上に、容赦なくターレスのモノで突き上げられて、次第に膝から脱力していく脚は頼りなく内側に向かってゆく。
静かなベッドの上では良く響く結合部の卑猥な音はシャワー音にかき消され、代わりにターレスが律動する度にバシャバシャと派手な水しぶきが上がった。
ターレスに突かれる度に体の最奥から発した電気は、一瞬にして悟飯の脳天を次々と貫いてゆく。
自力で立っているのかターレスに支えられているのか悟飯自身にも判別がつかなくなった頃、ターレスは何の前触れもなく今にも崩れ落ちそうな悟飯の体から自身のペニスを引き抜いた。

「・・・ター、レス・・・ッ」

快感の波が引かずに浅い呼吸を繰り返す悟飯の体をひっくり返すと、ターレスは悟飯をバスタブの縁に乗せ、下から再び挿入を開始する。

「アッ・・・!!」

無理な態勢から一転したとは云え、ターレスを受け入れる為に大きく拡げられた股関節は、体の柔軟な悟飯でも苦痛を感じるほどギシギシと軋む。
関節の痛みも忘れる、眼も眩まんばかりの快感に、悟飯は縋り付くようにターレスの首に腕を回し、白い咽喉をのけ反らせて喘ぎ続けた。

「イイ声が出るじゃねぇか」

強がりを押し通そうとする悟飯が、それでも堪え切れずに上げる高い嬌声に、ターレスは口元を歪めてほくそ笑む。
とても10歳足らずの少年とは思えない悟飯の妖艶な痴態を、ターレスのギラついた二つの眼が満足気に捕らえていた。
体に浴びるシャワーのお湯にとうにボディソープは洗い流されているというのに、悟飯の秘部から漏れる特殊な分泌液で、ターレスのペニスはヌルヌルに濡れていた。
密着したターレスの腹では、普段は陥没している悟飯の胸の突起がターレスの愛撫を求めて堅く尖り、ターレスの動きに合わせて何度も擦られている。
宙に浮いたすんなりと伸びた白い両脚は、ターレスに前立腺を突き上げられる度に、淫らに大きく痙攣していた。
もはや悟飯の意思では閉じられなくなった口許からは、艶やかな啼き声だけでなく、一筋の唾液が尖った顎にまで垂れている。
何度も脳を直撃する電気
に、悟飯の澄んだ瞳は固く閉じられたままだった。
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