人物録
□人物録・魔王編
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<魔王>
自己紹介だと??下々の者の前に姿を見せるのは非常〜に不本意だが…美しき魔王、降・臨!
そしてコッチが我が最愛の、紫髪が美しいミレニアだ。
<ミレニア>
ミレニアと申します。この髪を不吉と言われ、故郷の人々に襲われて海に身を投げたところを魔王様に救われて以来、共にお城で暮らしております。
魔人ノワールの呪いを受けて、今はコウモリの姿をしておりますが…。
魔王様も、魔王になって以来、年を取られませんが(年齢不明)…以前は人間でいらっしゃったんですよね?
<魔王>
ああ、美しいが故に疎まれた。
私の友は長らく動物と魔物だけであった…その内、大蛇が飼いたくなって、ついでに魔界から色々な魔物も呼び出して城に…
<ミレニア>
魔王様、召喚できるのは素敵ですがほどほどにしていただかないと、全員におやつをあげる私の身になって下さい!
…とまあ、少し勘違いもありますが優しい魔王様です。
そんな魔王様がなぜ戦うことになったのかと言うと…
<魔王>
ミレニアとの楽しいお茶の一時を、人間共に邪魔されたのが発端だ。
少々探ると、ミレニアをコウモリに変えてしまったノワールの影もチラついたのでな…ヤツを見つけてぶちのめす、そしてミレニアにかけられた呪いを解くのだ!
<ミレニア>
私のために…嬉しいです魔王様。
普段、私は翼を広げて魔王様に日陰を作り、戦闘をサポートしています。魔王様の戦い方は…
<魔王>
対象を全滅させるべく、様々な魔物を召喚して戦うのだ。野生動物も味方になってくれるし、精霊を助ければ四天王として使役出来る。なかなか使えるのだ。
<ミレニア>
魔王様は優秀な召喚士ですものね。
ときに魔王様、戦闘がない日は何をしておられるのですか?
<魔王>
趣味ということか。掃除…、いや美貌をより高める事か…。
ちなみに特技は召喚、魅了(野生動物を使役する)だろうな。
<ミレニア>
魔王様はキレイでらっしゃるから。エステもお好きですよね。
<魔王>
美貌が高まると、魔力も高まる。つまり美しさと強さが同時に手に入るのだ。
<ミレニア>
では魔王様、お好きな色は何ですか?
<魔王>
そんなの言うまでもあるまい。 お前の髪の色、紫だ。
<ミレニア>
私は魔王様の紅い瞳が好きです
ではお好きな食べ物は…
<魔王>
お前が丹精込めて育て、淹れてくれるヴァイオレットティーだ。
<ミレニア>
わかりました、早速淹れて来ます
でも魔王様、ここでこんなに自己紹介しても、私たち扉の向こう(=[お品書き])ではほとんど出番がないんですよね。
<魔王>
何だと!?許せん…集え我が下僕たちよ、シュウイチとミドーにいざ裁きの鉄槌を!
⇒END。