THE ANOTHERS DOOR

□Flood of Light
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※ぶっちゃけると、2のラストでジューダスは存在しない者になってしまったが、カイルが強く願ったら還って来ちゃったよ、わぁお。と言うご都合主義話。

↑…多分リアラが叶えてやったんじゃないかな〜とぼんやり思う程度の、ご都合主義。(しかも本来、ここに居るはずのリアラやロニが出演してないという体たらく。)

夢のエミリオ孤児院同居…もはや腐るほど被り倒してるんだろうな…と思いつつ数年暖めてたのと、
連日の無双漬けの中(笑)、不意に交信に成功した小編を、4500カウンタ達成記念に放出させて頂きます☆





 【Flood of Light】



オレは神がどんなものか知り
初めて愛したひとのために
悩み苦しんだ果てに倒した
だから神に祈ることもない


…ただ、
もしも
運命というモノがあるのなら


もう母さんから
大切な人を奪わないで、と


そう願っただけだよ??





──目覚めると光の洪水の中──


全くヤツらの愛情表現は
(度を超して過剰で)
羞恥を通り越して呆れる

今もヤツの父──
(現在の間柄は義兄)
の、腕のなかにいる


  *****


『さ、来いよリオン♪』
『…っ、本当にここで寝ろと!?』
『そうよ。ウチに来た子はみんなそうして来たの』
『僕は孤児じゃないし、ましてや、もうそんな子供でもない!!』
『いいから遠慮すんなって、ほらっ』
『コレがまぁ、いわゆる洗礼ってヤツよ。黙って受けなさい!』


  *****


「…あ、ジュ〜ダスぅ〜ソレ残す◎▲◇オレ、食べてい〜い??…」

背後では呑気な寝言
息子のコイツもほぼ同様
少し違うと云えば
体温が高いので温か…


いやまて
昨夜背後にいたのは…
…だったはずだが??


ちゃっ。
ドアが開いて少々騒がしい声で、改めて起こされる。

「おっはよ〜う♪よく眠れた??」

「…非常に不本意だが、な」

昨夜背後に居た声の主は、頭上に近い、マットレスの小さなスペースに腰を下ろし──

「ここに来た子は、大抵1週間もすれば安心して眠れるようになるの。何かもう天賦の才よね。」

もうこの世に2人だけの──同じ髪質の黒髪を梳いてくれる。

「お前もその1人、と言うワケか」

「…くッ、憎いほどに痛い所を的確に突くわね。…そうよ。
そ・れ・と、『お前』は、却下って言ったわよね?!罰金取るわよ??」

と、軽く前髪を引っ張られ。

「………姉、さん」

「ふふ〜ん♪よろしい。
さ、朝ごはんにしましょ」

立ち上がった…姉、が退いた分だけ、小さなベッドは波立った、が…

「コイツらはどうするんだ??」

この程度では金光色の髪の主共は、起きる気配さえない。

「今日はエミリオを[ちゃんと寝かし付けた]功労賞〜。って事で、もう少し寝かしとくわ」

「フッ、何もしなければ、おそらく日暮れまでこのままだぞ??」

「その時は奥の手使うわよ」



ともかく
これほど去りがたい褥も
初めてだった。



⇒END。







「…っ、待てルーティ!!」

「何よ??」

「やはり、コイツらを直ちに起こせ!」

はぁ!?」

「…あ、いや…起こしてくれ。
……このままだと、…動けない」

「ぷっ、あっはははは…OK、OK〜!!
死者の目覚めセット持って来るまで、もう少し微睡んでなさい♪」



⇒本当にEND。
130227
…本当は1301末日。
やっべぇぇΣ(゚゚;


ImageBGM:
SING LIKE TALKING⇒離れずに暖めて



なお、冒頭で4500カウンタ・セルフpresentと称しましたが、この小編は2〇年来の友人Gに後れ馳せながら、[2500カウンタ踏みの、勝手にセルフリクエスト]として、迷惑にも捧げます☆(^’)

…で、ココだけの話。
冒頭の[もう母さんから大切な人を奪わないで]の一文で泣きそうになる、のは…ToDが好き過ぎて、なのか、それとも…
そういう年になったから、なのかっ?!あああ〜o(T言T)o

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