流星 〜first
□流星 第十一話
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『さて、これで俺達零番隊の実力はわかっただろう?』
湊が護廷の方に向かって問いかける
会場は静寂に包まれている
『それなら次はもう一つの真相を明かさなければならないな
鶴木優芽の起こした事件の真相をな』
鶴木の名前が出てきて再び会場が騒がしくなる
修 「は?優芽を陥れた奴が何を言う」
「そうだそうだ」
「零番隊の隊長になってさらに優芽ちゃんを虐める気だな!!」
「これ以上優芽ちゃんを傷つけるなっ!!」
涼 「黙れ!!!」
涼哉の一言で会場が一気に静まった
『さてとまずは主役に前に来てもらいましょうか
奏、よろしく』
奏 「了解」
奏は瞬歩で鶴木の前まで行った
奏 「ねぇ、そこどいてくれる?」
奏の前には鶴木を隠すようにして立っている護衛隊が6、7人いる
「優芽ちゃんが怯えているだろっ!!!」
檜 「いくら奏でも優芽だけは渡せねぇ」
鶴木はというと後ろで嘘泣きでもしている
奏 「…しょうがないな」
奏は鶴木の護衛隊を白打で倒した後、鶴木の腕を持って湊のところに戻った
『さて、鶴木五席。貴女は俺に何をされたのですか?』
優 「…ヒクッ…湊くんに告白されて…優芽には好きな人が…ヒクッ…居るから断ったの…そしてら…ヒクッ…湊くんがお、襲ってきて……うわぁぁん!!」
恋 「てめぇ、優芽を泣かしやがって!!」
桃 「あんなにつらい思いをしたのに…それを思い出させるなんて、優芽ちゃん可哀そうだよ!!」
輝 「うはははっ!!!」
悠 「輝、笑いすぎっ…」
奏 「だってまさか、隊長にそんな趣味が…
ははっ…ねぇ?」
『お前らな…俺はお前らが考えているような変な趣味は持ち合わせていないからな』
ったく…
分かっていてあれなんだから
『さてと、それじゃあ今から皆さんに真実を見せてあげましょう』
湊はコンタクト型の特殊霊圧制御装置を取り出した
それを皆の前で砕く
湊が砕いたのと同時にこの場に居る人の頭に例の映像が流れ込む
数分後…
『どうでしたか?真実を知った感想は?』
優 「こ、こんなの偽装よ!!カメラに細工なんて簡単にできるもの
優芽を悪者にしようとしてるんでしょ、湊くん…
ひどいよ…」
檜 「そうだ!!こんなこと優芽がするはずねぇよ!!」
恋 「テメェは優芽を傷つけることしか考えられねぇのかよ!!」
はぁ。
ひどいのはお前の顔だよ、鶴木優芽
相当焦ってんの
それに鶴木親衛隊がうるさい
『鶴木を傷つけるも何もこれが真実だ
ってか、傷つけられていたのは俺の方だし』
涼 「だよな」
哀 「仮に隊長が鶴木を襲ったからって、よってたかって暴力とかはやりすぎじゃない?
そのうえ、誰かさんたちは斬魄刀で刺してさ?」
哀莉に言われて、刺した本人たちはビクッと肩を震わせた
『まぁ、それが信じられないって言うのならこれを見てからもう一度考え直すんだな』
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