流星 〜first
□流星 第九話
1ページ/5ページ
よし。
俺はもう除隊届け出しに行ってこよーと
だっていろいろ準備もあるしな
零番隊隊舎の結界も解かなきゃいけないしな
トントン
『失礼します。如月湊です。日番谷隊長に用があって参りました』
冬 「……入れ」
隊首室の中には日番谷隊長と乱菊さんの2人だった
冬 「如月、何の用で来た?」
『俺は今日、これを出しに』
そう言って除隊届けを机の上に出した
日番谷隊長も乱菊さんも驚いているようだ
乱 「えっ、湊、あんた辞めるの?」
『はい、そうです』
乱 「それって、上から言われたから?」
『違いますよ、これは自分の意志です』
これは自分の意志だ
だってな、護廷への入隊は俺らの意志じゃないからな
やっと、抜けられる
そしてやっと、元の場所に戻ることが出来る
冬 「如月、理由を言え」
『理由ですか。んーまぁ、いろいろありまして。
あっ、だけど、鶴木五席絡みがあったから除隊するわけではありませんので』
冬 「……あぁ、分かった。預かる」
『ありがとうございます。では、今までありがとうございました』
乱 「湊!!」
『大丈夫ですよ乱菊さん。また、すぐ会えます
失礼しました』
俺はこれで十番隊平隊員から零番隊隊長になった
それから俺は零番隊隊舎のあった場所に来た
『懐かしい…な』
おっと、思い出に浸ってる場合じゃねぇよな
そういえば、もう変装解いてもいいよな
………よし。
結界解くか
そして眞那は手でいくつかの印を結ぶ
パリンッ
音をたてて結果が解かれた
これで、準備が一つ完了
.