流星 〜first

□流星 第四話
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俺が連れてこられた場所は十番隊隊舎裏


倉庫がある場所だ



ちょうど、死角になる場所だ





「テメェ、よくのこのこ出勤してこれたな」

「お前のせいでな優芽ちゃんがな、毎日怖い怖いって言ってんだぞ」

「優芽ちゃんに悪いと思わないのかよ」






はぁ、うるさいな全く


事を起こしたのはあいつなのに





『何で俺が謝らなければならないのですか。

 俺は鶴木五席に謝るようなことはしていませんけど』





「てっ、テメェーー!!」


バキィッ




一人が湊の腹を殴った

それに続き他の男も殴り始めた





顔は避けられていたが

死覇装で隠れているところは殴る・蹴るの暴行が続けられた



時間が経つにつれて、痣が増えて行く






痛みには慣れているけど痣は残したくないな

後でいろいろ面倒だから






「今日はこんくらいでいいだろう」

「そうだな。これだけですむと思うなよ」

「優芽ちゃんを傷つけた罪は重いんだからよ」





そう吐き捨てて倉庫から出て行った





湊は男達の霊圧が遠ざかったのを確認してから身体をおこした



湊の肌は紫色に変色していた





あーぁ。

これは見つかったら確実に怒られる……



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