長編シリーズ

□もしも神奈諏訪が隣同士だったら
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此処は幻想郷学園。
幻想郷の女の子達だけが入学を許される学園である
此処では年齢、種族関係なく誰でも生徒になる事が出来る。ただ日替わり交代で先生の役目が回ってくるだけ

現校長ポジ、八雲紫(朝会や行事の際は寝ているので大体藍が勤める)
教頭ポジ、西行寺幽々子
(大体食べて寝てるので他のばばぁが勤める)

学級委員長
博麗霊夢、東風谷早苗

風紀委員長
四季映姫・ヤマザナドゥ

只今の授業
白沢慧音のどっきどき(ハァト)丸分かり出来る歴史☆

霊「きりーつ、ちゅうもーくれーい」

「お願いしまーす」

霊「ちゃくせーき」



神奈子「………」

諏訪子「…………」

慧音「幻想郷は隔離されるまでは「東の国にある人里離れた辺境の地」と呼ばれていた。だがしかしー五百年前、人間の勢力が増して人外の類とのバランスが大きく崩れたー」


ガッガッ

慧音「そこで、八雲紫を含む賢者、有力者達が立ち上がり「幻と実体の境界」を張って妖怪を外から取り込む事でバランスを保った。つまり、全員が全員幻想郷の生まれではないと言う事だ。その例が早苗達だろ?」


ガッガッガッガッ

慧音「やがて明治時代になると文明の発展と共に人外の類は迷信として人々から忘れ去られ、幻想郷はそこに住み着いた僅かな人間一族の末裔や妖怪達と共に博麗大結界の中で生きる事となる」

妖夢「……」

慧音「…はい、魂魄さん」

妖夢「と言う事は、結界が張られる五百年前に生まれた人は外の世界を見た事があって、それ以降に生まれた人は見た事がないと言う事ですか?」

慧音「あぁ。そう言う事だな、現に妖夢は見た事がないだろう?」


ガッガッガッガッ…

神奈子「おい諏訪子(ひそっ」
諏訪子「なに神奈子」

神奈子「足、止めなよ」
諏訪子「とか言う神奈子もやってるよね?」

慧音「そして現在の幻想郷まで至り精神、魔法中心独自の文化を築き上げてきた。博麗大結界が張られた当初、妖怪達は反発していたが今ではその有用性を理解して好んで幻想郷に暮らしている。そしてスペルカードルール。これも妖怪と人間が同じ土俵に立てる為に生まれた独自の文化だ」

ガッガッガッ

神奈子「ほらほら!先生こっちに来てる!」
諏訪子「大丈夫大丈夫」

ガッ!

神奈子「見付かったら頭突き──脛っ!脛っ!」

諏訪子「う、っく……」


慧音「ただし、妖怪が人間を襲い人間が妖怪を退治すると言う関係はまだ残っている。幻想郷の力と均衡を保つ為に擬似的、形骸化したとしてもこの関係は残さなければならない。っと…此処までがテストの範囲だからなー」

神奈子「もう怒ったぞ諏訪子。もう怒った」

諏訪子「ばっか。脛を蹴られた時点でもう貴様は死んでいるのよ」

神奈子「馬鹿はお前だっ!」
グギッ
諏訪子「か、関節…膝がぁ…」
神奈子「はっはっは!!やっぱり諏訪子は私には勝てないんだよ!昔の戦争のと───」

慧音「……………」

霊夢「あーあ…」
早苗「も、もう…お二人共…」←恥ずかしくて机に突っ伏して顔を隠す人

魔理沙「ありゃ頭突き確定だなどんまい神様」


神奈子「あ、いや…これにはですね…」
諏訪子「そっそうそう!ふかーいふかーい訳が…」

慧音「さっき私が言っていたテストの範囲。言ってみろ」

神奈子「え…………」
諏訪子「…………」

慧音「よし貴様等、廊下に立っていろ。後で頭突きだ」

神奈子「……はい」
諏訪子「…はーい……神奈子のせいだ」

神奈子「諏訪子、何でも私のせいにするんじゃない。今のはお前が悪い。絶対、絶対にだ」
諏訪子「じゃー言ってみなさいよ!何時何分何秒、どの位地球が回った時に私が神奈子に悪い事をしたか!!」

慧音「………(ぷるぷる」

神奈子「そんなもの屁理屈だ!!メタリックオンバシラで顔面どつくぞ!」
諏訪子「望む所よ!ミシャグ──」
慧音「(プチン)お前ら全員表出ろーーー!!!!!!」
全員「何で私達までーー!?」


幻想郷学園は今日も平和でした

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