【DB小説】ピッコロさんは俺の嫁!
□エピソード8 【ナース服でお願いします!】
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−あの日から、数日が経った。
あれ以来ピッコロは架音に会っていない。
己の失敗で架音を危険な目に遭わせてしまったと酷く後悔し、架音にあわせる顔がなかったのだ。
(そもそも、今までの俺がどうかしていたな・・・・・)
以前までのピッコロなら、何の素質も見出せない弱い地球人など弟子にするどころか相手にするはずがなかった。
それが、あの強烈な性格に押されて弟子にしてしまい毎日顔を合わせなければならないようになった。
ただそれだけだ。
そんなことを考えながら一人、瞑想をしているピッコロのもとへ休憩をしていた悟飯がやってきた。
「何だ。もう休憩はいいのか?」
「いえ、その・・・」
ピッコロの前まできて、何やら言いにくそうに口ごもる悟飯。
「・・・。貴様のことだ。どうせ、架音のところへ行かなくていいのか。とでも言いたいのだろう。」
「・・・はい。」
悟飯の様子を見れば、心を読まなくてもだいたい予想がついていた。
あれから架音はしばらく熱を出して寝込んでいるらしい。
そんな架音を心配して毎日のように見舞いに行っているが悟飯。
悟飯はいつもピッコロを誘って見舞いに行こうとするが、ピッコロがその誘いに応じることはない。
そして、今日も。