記念ss

□10000hit記念小説
2ページ/4ページ






 依頼主の家に到着・・・


コンコンッ・・・

『あの、すみませーん!!どなたかいらっしゃいませんか?』

ルーシィが家のドアをノックして声を掛けた。

「はーい。ちょっと待って下さい!!」

 そして、家の中から小さな女の子と男の子が出てきた。

『あの・・・えと、ライナさんはいらっしゃいますか?』

「ライナは私です」

『「え!?」』


「ねぇ、ライナ姉ちゃん。本当に頼むの・・?」

「当たり前でしょ!!タイガは黙ってて!!」

「・・・うん」


『えと、ライナちゃん?私達、依頼を受けに来たんだけど・・・』

「知ってるわ。まず、家の中へどうぞ」

『あ、お邪魔します』

「お邪魔します」


 ライナはルーシィとグレイを家の中へ入れた。

「お茶を入れるので、そのテーブルの席にでも腰を降ろしていて下さい」

「お、おう。サンキュ・・・」

『あ、私も手伝うわ!!』

「いえ、疲れているでしょうからゆっくりしていて下さい」

『ありがとう・・・』


 そして、タイガとライナはお茶とお菓子を運んできた。

『ありがとう!!で、依頼についてなんだけど・・・』

「まず、あんた達のこの状況と詳しい内容を聞かせてくれ」

「・・はい。私達はこの家に2人で住んでいます」

『2人!?大丈夫なの!?』

「はい。家事は一通り出来ますし、食料も調達出来る環境にいますから・・・」

「で、依頼についての内容は?」

「内容はほぼあなた達は知っている通りです」

「“ほぼ”ってのはどういうことだ?」

「正しく言えば、星の砂を嵐山の祠に捧げると出てくる門を開けてほしい」

『それ、どういうこと?』

「・・・。ただ、私達はある理由で星の砂やその門には触れないのであなた達に頼みたいのです」

「その星の砂や門のある場所はボク達もついて行くから、案内は任せて!!」

「そういうことなので、早速出発してもいいですか?」

『えぇ』


 そうして、4人はまず星の砂のある場所へと向かった。



.
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ