おくりもの/いただきもの

□From 実柚様/1周年記念祝夢
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「おーい、仁王!」

「ん?なんじゃ、ブンちゃん。」

「ブンちゃん言うな!……ってか聞いたか?真田の噂!」

「真田の噂…?」



ことの始まりはブン太が耳にした噂から始まった…。



<壬雨様*一周年お祝い小説*>
立海調査部隊、出動!




今の時刻は放課後。

立海大付属中学校3年B組の教室に俺、丸井ブン太と仁王雅治がいた。




「で、真田の噂ってのはなんじゃ?」

「本当かどうかはわからないんだけどよぉ、あの真田に彼女がいるんだとよ!!」

「…………は?」



ちょ、仁王の奴かなり顔が歪んでるぜ。

まぁ俺もその噂をクラスメートから聞いたときはかなり驚いたけどな。




「いくらなんでもそれは有り得ないじゃろ。」

「お前って結構キツいこと言うな…。
 でも、一人の女子とよく話してるのを見かけるって言ってたぜぃ。」

「ほぅ……それは興味深いのぅ。」

「だろぃ?真田に彼女って正直有り得ないだろ。それこそ天変地異ものだぜ。」

「ブンちゃんも言うのぅ。」

「でさ、俺らで調べてみないか?本当の真実ってやつを…。」

「面白そうじゃの。その話、乗るぜよ。」



まさか仁王がこの話に乗ってくるとは思わなかったぜぃ。

まっ、でもどうせ暇つぶしなんかだろうけど…。




「とりあえずそろそろ部活に行かねぇとな。」

「そうじゃな。それこそ真田の鉄拳があるかもしれんな。」




とにかく真田の鉄拳は俺も仁王もくらいたくはないから部活へと急いだ。




**********




あれからもう一週間が過ぎた。

……ん?時間が経つの早すぎだって?

そんなの気にしたらいけねぇぜ!←




「ってか、そろそろ真相はっきりさせた方がよくね?」

「そうじゃの。いい加減白黒つけとほうがいいぜよ。」



この一週間、仁王と一緒に真田を追跡してみたりしたけど…。

実際のところあんまり手がかりは見つからなかった。




「その様子だと、まだ真田ごときに手こずってるみたいだね。」

「うわあっ!!?」

「………幸村か。」




突然後ろから声が聞こえてきて驚いた俺。

振り返ってみればそこには真田以外のメンバーがいた。

ていうか真田“ごとき”って!

……あれ、




「真田のこと幸村くんに話したっけ?」

「ううん。俺が一方的に知ってるだけだよ☆」

「精市…その星マークはなんだ。」



相変わらず幸村くんには頭が上がらない。

ってか柳、そこは突っ込まないほうがいいと思うぜ。




「でも、俺も気になってるんスよね。真田副部長の女の人!」

「俺が言うのもあれだけど…信じがたい。」

「まぁ、女性に関しては個人の自由ですがね。」



やっぱり他の奴らも同じこと考えてたのか。

まぁ真田の女絡みの噂ってあんまり…いや、滅多にないからな。



ガチャ



とか言ってたら本人が部室に入ってきた。

………しかも、例の女らしき人も一緒に。                                                                                                     




「こんな男所帯だが……む?お前達、どうしたのだ?」



真田と例の女が入ってきた瞬間、俺らは思わず真田を凝視。

そして幸村くんが口を動かした。




「ねぇ真田。その子はいった誰だい?」

「あぁ、こいつは俺の妹だ!」

「「「「「「「……はぁ!!?」」」」」」」



まさかの、真田の妹ぉ!?

真田って妹いたのかよぃ!

でも言われてみればなんとなく似てるような、似てないような……微妙。




「やっぱりこういう落ちか。」

「まぁ、真田だからじゃのぅ。」

「副部長ですもんね。」

「真田だもんな。」

「真田くんですからね。」

「やっぱり真田だぜぃ。」

「真田虫だからね!」



真田に彼女いるわけねぇよ!って感じで俺らは思った。

妹がいること自体は驚いたけどそれはそれ、これはこれ。



「それにしても副部長の妹ってあんまり似てないっスね!」

「でも真田に似たら、かなり老け顔になるのぅ。」

「むしろ妹は童顔か…?」

「老け顔と童顔ってどっちの方がマシなんだろうなー。」

「私的には童顔のほうがいいと思いますね、特に女性でしたら。」



真田のことは無視し、真田妹を取り囲んではなす俺ら。

なんかこの一週間無駄だったなー。

ま、いっか!




「お前ごときが俺らを振り回すとはいい度胸だよね★」

「お、星が黒くなるとは……さすが精市だな。」

「む………キエェェェエエエエエエ!!!」





                   ー報告書ー
                真田はやっぱり真田のまんま。




END


**********
後書き・祝言・反省

壬雨様、一周年おめでとうございます!
小説遅くなってすみません…。
しかも最後の落ちがないという←
あたしが書くと落ちが無いという素晴らしさ!

今回は立海を書かせていただきました^^
真田の扱いが酷いのは……謝ります。
でも、あたしは他のレギュラー(特に幸村)に弄られている真田が好きです←


改めまして、一周年おめでとうございます!
これからも頑張って下さい。


                雨月 実柚


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ふぉおおおおお!!立海ktkr!!

超有り難うございます!!><//
すっごい嬉しいです!!

これからも頑張ります!
本当に有り難うございます!!(*´∀`*)
 

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