Caracter Story
□淕編
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記録的な猛暑で世間が騒いでいたころ、
「なーなー、今日みんな部活無ェんならオレん家で遊ばね−?」
朔也の一言から、今日はみんなで遊ぶことになりました。
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そういえば…朔也の家に来るのは久しぶりだなぁ… 前はいつ来たかな?
そんなことを考えながらインターホンを押す。
僕は、みんなの住んでいるつつみヶ丘の隣の霞ヶ丘に住んでいます。
なので、遊ぶときなんかはもっぱらお母さんに送ってもらっています。
ぁ、朔也出てきた。
「おっす、淕ぅ!入れ入れ!」
「お邪魔しまーす」
通された朔也の部屋には、既に馴染みの顔がそろっていた。
「おーぅ、淕ぅ…」
「あー…りっくんだー…」
「りっくんいらっしゃーい…」
「………」
訂正。
朔也の部屋には、既に死にそうな馴染みの顔がそろっていた。
「ちょっと待って下さい!!なんでみんなこんなに死にそうになってるんですか!?
しかもクーラーもつけずに閉めきって!!
こんな炎天下の日に!!!!」
「実はさー…オレと姉ちゃんがケンカして…
窓のカギ壊しちった☆」
「えぇぇぇええ!?!?」
どんな喧嘩したんですか!!!!
「ならエアコンくらい…「同じく。」……。」
だから姉弟喧嘩でどうやったら壊れるんですか!?
「じゃぁせめて扇風「ない。」……。」
何なんですかこの空間。
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