修学旅行

□告白…その後
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あれから帰ってさっさと寝てしまった。颯太の目がギラギラしていたせいか、慣れない事に骨を砕いたせいか思いの外すんなりと眠りに落ちることが出来た。

でも…その夜は変な夢を見た。

昨日の告白された時のシーンで、俺と…相手は翔平で。
俺は必死に愛の言葉を並べるんだけど、頑として受け付けてもらえず。
挙げ句の果てに裏切り者呼ばわりで…

これは…後悔の表れ?
それとも…俺の邪推?

なんとも夢見が悪い。

あんまりリアルな夢だったから飛び起きてしまった、携帯で時間を確認するとまだ5時。
いくらなんでも早すぎだろ…俺

また眠れるわけなく、仕方がなしに布団から這い出る。
朝日は上がり始めていて、うっすらと明るい。
窓に寄りかかりながら軽く腕を組んで朝日が上がる様子を眺めていると、ポンと肩を叩かれた。
予想外な事にビクリと俺の肩が跳ねる、それと同時に肩を叩いた手の主を見ようと振り返ると翔平が立っていて、殊更驚いて目を見開き。
途端に今日見た夢を思い出し、一人苦笑する。

隼人『おはよ…ごめん、俺起こした?』

すまなそうにそう言うと翔平はじっとこちらを見てから視線を反らし緩く首を横に降って、ポツリと答えた

翔平「いや…起きてたし、寝ていたとしても隼人のせいじゃない」


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