*銀魂小説*
□ありふれた毎日
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『…―ん…』
『―んさん!』
『ぎーんさぁーん!!』
大きな少しイラついたような声に気だるげに目を開ける、するとそこには愛しい眼鏡…いや新八の顔がある。
『あら…新八くん、愛する銀さんにお目覚めのチュー?』
真顔でそう言うとバッと手を天井に伸ばし、まるで「さぁ来い」と言った様子。
そんな様子にため息を付くと、熱い口付けの代わりにパンチを食らわせる。
『ムゴォオォ!!?しんひゃんひろくない…?』
顔を押さえて訴えるも既に新八は部屋から出ていて、寝ぼけてぼんやりしている神楽にゴハンをよそったりしている。
『…』
相手にしてもらえなかった銀時は大人しく起き上がると渋々居間に行き、指定席に腰を降ろす。
『はい銀さん、ゴハン。』
『サンキュ、新ぱ―……
オォオォォイ!!!何なの?新妻プレイなの?!』
『…何がですか?』
真っ白で肩口にはヒラヒラと舞うような布が付いており、まるでメイドの様な前掛けに目を丸くする。思わず目が覚めた。
そんな姿を驚くわけでもなく見つめ、「あぁ…コレですか?」と言って前掛けを手にとり
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