Nobody Knows
□Nobody Knows
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明日初めて一人でテレビのお仕事をするボク・・・。
寝れないな。
今まではみんなに助けてもらったけど・・・質問聞き取れなかったらどうしよう。
でも・・・がんばらなくちゃ。
せっかく歌を歌う仕事をもらえたんだもん。
ジェジュヒョンは・・・毎日慣れない仕事を一生懸命がんばってる。
「ヒョン・・・痩せたね。」
しばらくボクは静かに寝息をたててるヒョンの寝顔を眺めていた・・・。
綺麗な顔は健在だけど・・・頬が少し・・・。
ボクはそっとその頬に触れた。
「・・・ユノ・・・。」
ヒョンの口から小さな言葉が漏れた。
びっくりしたボクは、あわててヒョンの頬から手を離した。
「ユノ・・・行かないで・・・ユノ・・・ユノ。」
ヒョンのつぶっている目元から涙がこぼれだした。
「ジェジュヒョン・・・。」
今まで綺麗な顔で眠っていたヒョンの顔が、辛そうにゆがむ。
「ユノ!僕を置いていかないで!!ユノ!」
瞬間ボクはそう叫ぶヒョンの唇を・・・
・・・自分の唇で塞いだ。