平凡Aと平凡Bの非平凡物語

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ただいまと言ってオレが一度家に帰ってから、何分が経過したのだろうか。
オレは、悪夢を、見た。
いや、正確にいうと、悪夢と信じたい出来事に遭遇した。

「'蜂へ。パパの仕事で、今日の蜂のご飯作る暇ないや。適当に食べててね。'」

ふむふむ。
と、ここまでは良かった。
良かったのだ、が……。

「'あ、家に材料何も無いけど、頑張って。'」

どう頑張れと!!?
ついつい突っ込んでしまいつつも、材料が無ければご飯は無い。
仕方無く、本当に仕方無く自転車の用意をして、自転車で近くのコンビニに向かう。
向かった、はず、なのだ、が…。

「あぁっ、あ、あ!!」

皮膚がぶつかりあう音と、女の人の高いあ、あえ、喘ぎ声…!!!!
こ、このパターンは、知っている…!!!

最近、同じパターンを経験した!!
そう思いつつ、公園から聞こえる耳につく声を聞きたくなくて……。
そして近付けば、不幸が待ってそうな気がして、オレは全力で自転車を反対方向にこいだ。

本当、勘弁してくれ…!!!
オレの(心の)悲鳴と共に、自転車もギィギィ悲鳴をあげていた。
 

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