立海s

□笑う女
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 『ハァ…ハァ…』






 あの場から結構離れた所で私は立ち止
 まって休憩した


 一応、後ろを振り返ってみると誰もい
 なかった

 良かった…
 追ってくる事はなかったようだった


 本当にあの女の人はなんなんだ…
 あまり、生気が感じなかったぞ






 「名前先輩ー!!」






 前を向いたらテニス部の可愛い後輩の
 赤也が私服姿で走ってきた来た

 これは推測だが
 きっと買い物かなんかだろう

 赤也の元気な姿を見たらなんか落ち着
 いてきた


 だがふっと赤也の後ろを見て見たら…

 赤也の後ろを見てみると…


















イヒッヒ…イヒッ…イヒヒッ…






 あの女が赤也の後ろから来た!!

 何故だ!?
 あの女は私の後ろの道に居た筈だ!!

 兎に角、今やることは…






 『赤也!!』

 「Σおゎ、先輩!?」






 赤也の手を掴んで私は全速力で走った

 赤也が間抜けな声を出していたが、今
 は止まって話してる場合ではない!!


 違うルートを通りながら私の家まで走った
 無我夢中で走っていたら直ぐに家に着
 いた


 私は家に即入って鍵を閉めて玄関にう
 ずくまってしまった







 『ハァ…ハァ…』

 「ど、どうしたんスか、先輩!?」







 今は話す気に慣れず、首を横に振った

 落ち着いたらちゃんと説明しよう







 「あんた…誰…?」







 何を言い出すんだ…?

 赤也が急に変な事を言い出すから、
 顔をあげてみたら…

















 「イヒヒッ…イヒッヒ…イヒッ…イヒッ…イヒッ…イヒヒッ…






 『い、嫌ぁぁぁぁぁぁぁ!!』




 居るはずも無いのに、目の前にはあの
 女が立っていた…

 私は叫びながら存在を否定した

 嫌だ!! 居るはずが無いんだ!!


 そしたら急に体が引かれて、家の外に
 飛び出した

 赤也が私を引っ張りながら走っていた

 赤也と私は体力が違うのに
 私は無我夢中で走り続けた







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